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接客業をしています。
傷口は、感染の入り口になるという認識でおります。
自身の手に、逆剥けや擦り傷などがある時の、感染リスクについて知りたいです。
お客さんの手の出血や、いざという時に店員として応急処置をしなければいけない場面を考えてしまい、不安です。
なかなかあり得ないことだと思うのですが、鼻血や流血した状態のお客様が来店した時のことを思うと、怖いです。

過去ログを拝見したところ、傷が深くまで達するようなものでなければ感染リスクはないと書かれておりました。

ですが、自分ではその基準がわからず、困っております。

①逆剥けや手荒れなど、水にふれるとしみるような状態であれば、それは感染リスクのある傷口とみなしたほうがよいのでしょうか?
しみる=深い傷なのでしょうか?

②絆創膏などを貼って、ウイルス曝露から保護したい場合、どのような傷ならば保護をするのが適切ですか?
出血あり、浸出液あり、かさぶた、出血はないものの、しみる…など。
様々な傷を考えてしまい、きりがないので、なにか目安がわかるとたいへん有り難いです。

お返事お待ちしております。
2025/09/05(金) 05:53 No.4313 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます、メルマガ登録ありがとうございます。

接客業での感染リスクについて、ご不安に思われているのですね。お客様との接触機会が多いお仕事柄、感染対策への意識が高いのは素晴らしいことです。

ご質問いただいた内容について、医学的な観点から分かりやすく解説します。

◎傷口と感染リスク

まず、感染リスクのある「傷口」の基準についてお話しします。

感染症の入り口となる傷は、主に皮膚のバリア機能が破綻した状態を指します。
皮膚は私たちの体を外部の病原体から守る重要な役割を果たしており、通常、健康な皮膚表面には細菌などが付着しても、容易に体内に入ることはありません。

◎逆剥け・手荒れとしみる傷

ご質問の「逆剥けや手荒れなど、水にふれるとしみるような傷」は、皮膚のバリア機能が一部破綻している状態です。

・しみる = 深い傷?

医学的な厳密な定義ではありませんが、「しみる」という感覚は、傷口から神経が刺激されている状態を意味し、皮膚の表面だけでなく、その下の真皮という部分まで傷が及んでいる可能性を示唆します。

この状態の傷は、病原体が侵入する可能性がゼロではないため、感染リスクがある傷口とみなして良いでしょう。

ただし、過度に心配する必要はありません。多くの場合、軽度の擦り傷や逆剥けは、体自身の免疫力によって自然に治癒し通常、健康な人の体は、そうした小さな傷から感染が広がるのを防ぐ仕組みを持っています。

・絆創膏の使用目安

お客様の血液や体液に触れる可能性がある場合、ご自身の手に傷があるときは、傷の大小に関わらず絆創膏などで保護することをおすすめします。

これは、ご自身の感染リスクを減らすためだけでなく、お客様へ配慮するためにも重要です。

・保護すべき傷の目安

明確な線引きは難しいですが、以下の状態の傷は保護するべきと考えられます。

出血している傷:最も感染リスクが高い状態です。

浸出液(体液)が出ている傷:傷口から透明な液体や黄色っぽい液体が出ている状態です。

かさぶたが剥がれかけている傷:かさぶたは傷を保護していますが、剥がれると再び開いた状態になります。

出血はないが、水にふれるとしみる傷:皮膚のバリアが破れているため、保護が必要です。

要するに、少しでも皮膚が破れている、または「水にふれるとしみる」といった感覚がある傷は、すべて保護の対象と考えるのが、安全な対策と言えます。

◎感染リスクと具体的な対策

ご不安な「お客様の出血」についてですが、流血されているお客様が来店されることは稀なケースと考えられますしかし、万が一に備えて、以下の基本的な対策を講じておくと良いでしょう。

・自身の手に傷がある場合:お客様に接する前には必ず絆創膏などで保護しましょう。

・応急処置をする場合:可能な限り使い捨て手袋を着用し、直接血液に触れないようにしてください。もし手袋がない場合は、ビニール袋などで代用することもできます。

※これらの対策は、**血液媒介感染症(HIV、B型肝炎、C型肝炎など)**のリスクを減らすために非常に重要です※

しかし、これらのウイルスは空気感染や飛沫感染はしませんし、傷のない健康な皮膚からは感染しません。

お客様の血液が手に付着しても、傷がなければ感染リスクはまずないことを覚えておいてください。

【まとめ】

接客業における感染対策は、過剰な心配ではなく、適切な知識に基づいた冷静な対応が重要です。

しみる傷は、感染リスクがある傷とみなして良いでしょう。

皮膚が破れている、またはしみる感覚がある傷は、大小を問わず絆創膏などで保護することをおすすめします。

お客様の血液に触れる可能性がある場合は、手袋の着用と手洗いが最も効果的な予防策です。

不安な気持ちを抱えながらお仕事をされるのは大変ですが、正しい知識を持つことで、安心して接客に臨んでいただければと思います。


ご自身の健康を守るためにも、日々の手荒れケアも大切にしてくださいね。

何かご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。
2025/09/05(金) 07:45 No.1 EDIT DEL
ミサ
ご回答をありがとうございます。
自分の感染リスクばかりで、お客様への配慮を考えられていませんでした。
アドバイス、大変助かります。

いただいた知識をもとに、いつでも絆創膏や手袋が使えるように準備をしておこうと思います。

お客様の手の出血について、もう少しお聞きしても良いでしょうか。

時折、手荒れなのか、関節あたりがパックリ割れた状態のお客様がいます。
ほとんどの手指がそういう感じの人もいます。
明らかな流血はないものの、明らかに患部が赤く、血が止まっているかどうかは分からなくて…
お客様にお貸しするペンや書類のやり取り等があり、間接的な接触さえ怖いと思ってしまいます。
そういう方は、手のパックリ自体に慣れていて、傷口の保護など他の人への配慮には気が向かないようなので、なおさら怖いのです。
また、仕事柄、不安なことがあっても頻繁に手洗いに行くことができません…。

質問です。
自分の手に小さな傷があり保護ができていなかった場合、相手の傷口からどの程度の出血があれば、こちらへの感染リスクが生まれるものでしょうか。
どのくらいの量…とお聞きするべきかもしれません。

過去のスレッドには
深い傷口に、感染者の大量の血液が付着…、という表現がありますが
たとえば共用のペンや書類に付着したかどうかわからない程度なら、感染リスクは心配しなくて良いのでしょうか。
医学的な観点からのアドバイスを、どうぞよろしくお願いいたします。

細かい質問で申し訳ありません。お返事をお待ちしております。
2025/09/07(日) 03:33 No.2 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
お客様の手の出血に関するご質問、お気持ちお察しいたします。

ご自身の安全を守るためにも、医学的な観点からお答えします。

◎感染リスクについて

ご相談の状況で懸念される感染症には、主にB型肝炎、C型肝炎、HIVなどが挙げられますがこれらのウイルスは、感染者の血液を介して他者に感染します。

◎感染が成立するための条件

感染が成立するためには、一般的に以下の3つの条件が満たされる必要があります。

1.感染源: 感染者の血液、体液、組織など、ウイルスを含むもの。

2.感染経路: ウイルスが体内に侵入する経路(針刺し事故、性交渉、輸血など)。

3.感受性のある宿主: 感染する側の免疫力が、ウイルスに対して抵抗力がない状態。

今回のケースで特に重要なのは「感染経路」です。

◎血液の量と感染リスク

ご質問にある「どの程度の出血量があれば感染リスクが生まれるか」についてですが、ごく微量の血液が付着しただけで感染する可能性は、一般的に非常に低いと考えられています。

HIVやC型肝炎ウイルスは、空気中や乾燥した環境では急速に不活化(ウイルスとしての働きを失うこと)します。

B型肝炎ウイルスは、HIVやC型肝炎ウイルスに比べて空気中や乾燥した環境で不活化(ウイルスとしての働きを失うこと)するには時間がかかりますが、共用のペンや書類に付着したかどうかわからない程度の微量な血液であれば、感染リスクは心配しなくて良いレベルです。

◎ご自身の安全を守るための対策

過剰に心配する必要はありませんが、不安を軽減し、ご自身の安全を確保するために、以下のような対策をお勧めします。

・手洗いの徹底: お客様との接触後や、ペン・書類のやり取り後には、可能な限り速やかに手洗いを行いましょう。

・保湿と保護: ご自身の手に傷がある場合は、絆創膏などで保護することが最も重要な予防策です。

・使い捨て手袋の利用: 頻繁ではないかもしれませんが、もし可能であれば、手袋を着用することで直接的な接触を避けられます。

お客様に配慮しつつも、ご自身の安全を第一に考えることが大切で上記の対策を講じることで、感染リスクをさらに低減できるでしょう。

ご不明な点がありましたら、またいつでもご相談ください。
2025/09/07(日) 07:34 No.3 EDIT DEL
ミサ
ご回答をありがとうございます。

付着したかどうか分からない程度の血液での感染リスクは、心配するレベルではないのですね。

血液の鉄人様、図々しいお願いでたいへん申し訳ないのですが…

私はエイズノイローゼが治らず通院していて、こちらのサイトも何年も前から拝見させていただいております。
他のサイトや一般的な情報とは違い、一歩踏み込んだ具体的な知見(血液の量や、時間の経過目安など)を授けてくださることがとてもありがたく、本当にピンチの時に掲示板に助けていただいたこともありました。それからも、不安になった時は他の方の書き込みも拝見しております。
(以前の自分の過去ログも辿ったのですが、そこだけ削除されてしまっていて、読むことができず今回相談させていただきました)

せっかくご親切にお返事をいただいているのに恐縮なのですが、どうしても以前のように血液の鉄人様からの具体的なお答えをいただきたく、このような不躾なことを書いてしまうことをお許しください。

今一度、ご回答をお願いできませんでしょうか。

①お客様の中で、絆創膏から血が滲んでいたり、手荒れで関節がぱっくり割れてしまっている人がいらっしゃるので、こわいです。また、容易に保護の手袋ができるような環境にありません。
もし自分の手に小さな傷があり、保護ができていなかった場合、
相手の手の怪我による血液からHIV感染リスクが考えられるのは、どの程度の出血量からでしょうか。

②不安な機会があればすぐに手洗いを、との助言をいただきましたが、あいにく仕事柄、手を洗いに行ける機会はとても少ないです。
こうなってしまったら感染リスクがあるので洗いに行くべき、という血液付着量の基準がありましたら教えてください。

③こちらが絆創膏で保護をしていた場合、たとえ密閉状態とはいかなくても、血液が液体状態で直接付着しなければ感染リスクはありませんか?

何度も同じような質問で申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
2025/09/08(月) 02:10 No.4 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
ご相談ありがとうございます。以前もこのサイトを利用されていたとのこと、お辛い状況の中、再びご質問を寄せてくださったことに心から感謝いたします。以前のやり取りが削除されてしまい、ご不便をおかけしたこと、大変申し訳ございませんでした。

ご質問いただいた内容について、医学的・疫学的な観点から具体的にお答えいたします。

◎相手の血液からのHIV感染リスクについて

1. 相手の出血量と感染リスクについて

HIVは、感染者の体液(血液、精液、膣分泌液、母乳など)に含まれるHIVが、直接他者の体内に入り込むことで感染しますが、日常生活で他者の血液に触れただけで感染するリスクは極めて低く完全した事例を血液の鉄人は知りません。

HIVは空気中で非常に不安定で、血液が乾燥するとウイルスはすぐに死滅します。

感染力のあるHIVの量は、多量の血液に含まれていわずかな出血量、例えば滲み出る程度の血液では、感染力を持つHIVの量が極めて少ないため、感染リスクはほぼないと考えて良いでしょう。

感染が成立するには、HIVが体内に入る「経路」が必要で相手の血液が、あなたの体内の粘膜(目、鼻、口など)や深い傷口に直接触れる必要があります。

浅い擦り傷や手荒れによるひび割れ程度では、感染リスクはほぼありません。
HIVが皮膚のバリアを突破することは非常に困難です。

結論として、相手の絆創膏から滲む程度の血液や、手荒れによるひび割れからの出血によって、HIVに感染する可能性はまずないと考えてください。

感染が成立するには、お互いの多量の血液が、開放された深い傷口を介して直接接触するといった状況が必要です。

これは、輸血や医療事故のような特殊な状況に限られます。

◎血液付着時の対応について

2. 手洗いの基準となる血液付着量について

「この量なら感染リスクがあるから手洗いすべき」という明確な基準は存在しません。

これは、感染リスクが血液の量だけでなく、付着した場所や接触時間など、複数の要因によって決まるためです。

不安な気持ちを和らげるためにも、血液が付着したと感じたら、すぐに手洗いを行うのが最も良い対応です。

しかし、仕事柄すぐに手洗いできない状況は理解できます。

その場合は、後述するように、たとえ手洗いが遅れても感染リスクはほとんどありません。

重要なのは、血液が付着したかもしれない手で、自分の顔や口、鼻、目などを触らないことです。

これにより、HIVが粘膜から体内に入るリスクを最小限に抑えられます。

要するに血液の量に関わらず、手洗いができるタイミングでしっかり洗うことが大切でわずかな血液が付着したからといって、手洗いが数時間遅れたとしても、それによって感染リスクが劇的に高まることはありません。

◎絆創膏による保護の効果について

3. 絆創膏とHIV感染リスクについて

絆創膏は、傷口を保護する上で非常に有効です。

絆創膏が密閉されていなくても、液体の血液が直接傷口に付着するのを防ぐ効果はあり、感染リスクを大幅に減らすことができます。

血液が乾燥した状態で絆創膏に付着した場合、HIVは既に感染力を失っているため、感染リスクは考えられません。

血液が液体状態で絆創膏の上に付着した場合でも、絆創膏が血液を吸収し、傷口に直接触れるのを防いでくれるため、感染リスクはまずありません。

要するにたとえ完全な密閉状態ではなくても、絆創膏が血液を直接傷口に触れさせないバリアとして機能するため、感染リスクはほとんどないと考えて良いでしょう。

◎まとめ◎

あなたの不安は、HIVに対する正確な知識と、現実的なリスクの理解を深めることで、少しずつ和らぐと血液の鉄人は確信しております。

※搭載とのコンテンツの中には役立つものが多くありますから、お時間のあるときにお目通しをお願いします。

※HIVは、多量の血液が深い傷口に直接入らない限り、感染は成立しません。

※日常生活で他人の血液に触れる程度の接触で感染するリスクは、医学的・疫学的に見て極めて低いとされています。

※手洗いがすぐにできない場合でも、付着した血液が乾燥すればウイルスは死滅するため、過度な心配は不要です。

※絆創膏は、たとえ完全な密閉でなくても、傷口を保護する上で非常に有効な手段です。

今後も何か不安に感じることがありましたら、遠慮なくご相談ください。いつでも、あなたの声に耳を傾けます。
2025/09/08(月) 07:35 No.5 EDIT DEL
ミサ
たびたびの返信、ご説明、どうもありがとうございました。
恐怖症の克服を目指して、これからもこちらのサイトで勉強しながら頑張ってまいります。
2025/09/09(火) 03:55 No.6 EDIT DEL

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