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鉄人先生こんばんは
メルマガ: 0000271982です
本日不安な行為から4週が経過したので即日抗原抗体検査を受けてきて陰性でした
先生のブログにて30〜50日での抗原抗体検査陰性だとHIV1の感染は否定されると学びましたが、今回の検査方法は指先穿刺採血で検査しました。
とあるサイトを拝見したところ、指先穿刺採血での検査ではウインドウ期間が静脈採血に比べて数日伸びると記載があったので心配になり質問しました。
例え指先穿刺採血であっても今回の検査結果は信頼しても良いのでしょうか?
メルマガ: 0000271982です
本日不安な行為から4週が経過したので即日抗原抗体検査を受けてきて陰性でした
先生のブログにて30〜50日での抗原抗体検査陰性だとHIV1の感染は否定されると学びましたが、今回の検査方法は指先穿刺採血で検査しました。
とあるサイトを拝見したところ、指先穿刺採血での検査ではウインドウ期間が静脈採血に比べて数日伸びると記載があったので心配になり質問しました。
例え指先穿刺採血であっても今回の検査結果は信頼しても良いのでしょうか?
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます、メルマガ登録ありがとうございます。
不安な行為から4週(28日)時点での検査、結果が陰性であったとのこと、まずは一安心ですね。
ご質問の「指先穿刺採血(即日検査)と静脈採血(精密検査)の精度の差」について、最新の疫学的知見に基づき解説させていただきます。
結論:4週での陰性は非常に信頼性が高いですが、「確定」にはあと一歩です。
結論から申し上げますと、4週(28日)時点での第4世代抗原抗体検査(指先採血)の陰性結果は、極めて高い信頼性(概ね95%以上)がありますが、指先からの血液を用いる「即日検査(迅速検査)」は、医療機関で行う「静脈採血」に比べ、検出できるウインドウ期間(空白期間)が数日から1週間程度長くなるという性質があるのは事実です。
なぜ指先採血だとウインドウ期間が伸びるのか?
即日検査で使用される指先穿刺の血液は「全血(ぜんけつ)」と呼ばれ、赤血球などが混ざった状態で検査を行いますが、一方病院の精密検査では、遠心分離機で赤血球を取り除いた「血清・血漿」という濃縮された成分を使用することに由来しています。
濃度の違い: 抗体や抗原の濃度は、全血よりも血清・血漿の方が高く、より早期の微量な反応を捉えやすいです。
p24抗原の感度: 第4世代検査の鍵となる「p24抗原」は感染初期(2〜4週頃)にピークを迎えますが、即日検査キットの種類によっては、この抗原を捉える能力が精密検査よりもわずかに控えめに設計されていることがあります。
疫学的データから見る信頼度
多くのガイドラインや研究データ(CDCや英aidsmapなど)をまとめると、以下のようになります。
検査方法 50%が陽性になる時期 99%が陽性になる時期(確定)
静脈採血(精密検査) 約18日後 45日後(約6.5週)
指先採血(即日検査) 約26〜31日後 90日後(12週)
ポイント: あなたが受けられた「28日(4週)」というタイミングは、多くの人が陽性に転じる時期に差し掛かっていますので、この時点で陰性であれば、体内でウイルスが活発に増殖している可能性はかなり低いと言えます。
今後のアクションプラン
今回の結果をどう捉え、次にどう動くべきかのアドバイスです。
現時点での安心感: 4週での陰性は「まず感染していないだろう」という非常に強い根拠になります。今の段階で過度にパニックになる必要はありません。
完全な「否定(確定)」のために: 指先採血の場合、日本のガイドラインでも「念のため3ヶ月(90日)後」の検査を推奨しています。これは、抗体の上昇が極めて遅い「例外的なケース」を100%排除するためです。
より早く安心したい場合: もし3ヶ月待つのが精神的に辛いようであれば、不安な行為から6週間(42日)以上経過したタイミングで、病院にて**「静脈採血」による第4世代検査**を受けてください。このタイミングでの静脈採血陰性であれば、専門医の多くが「ほぼ確定」と判断します。
今の陰性結果は、あなたが心配しているリスクが現実のものである可能性が極めて低いことを示しています。
あまり自分を追い込まず、深呼吸して過ごしてくださいね。
不安な行為から4週(28日)時点での検査、結果が陰性であったとのこと、まずは一安心ですね。
ご質問の「指先穿刺採血(即日検査)と静脈採血(精密検査)の精度の差」について、最新の疫学的知見に基づき解説させていただきます。
結論:4週での陰性は非常に信頼性が高いですが、「確定」にはあと一歩です。
結論から申し上げますと、4週(28日)時点での第4世代抗原抗体検査(指先採血)の陰性結果は、極めて高い信頼性(概ね95%以上)がありますが、指先からの血液を用いる「即日検査(迅速検査)」は、医療機関で行う「静脈採血」に比べ、検出できるウインドウ期間(空白期間)が数日から1週間程度長くなるという性質があるのは事実です。
なぜ指先採血だとウインドウ期間が伸びるのか?
即日検査で使用される指先穿刺の血液は「全血(ぜんけつ)」と呼ばれ、赤血球などが混ざった状態で検査を行いますが、一方病院の精密検査では、遠心分離機で赤血球を取り除いた「血清・血漿」という濃縮された成分を使用することに由来しています。
濃度の違い: 抗体や抗原の濃度は、全血よりも血清・血漿の方が高く、より早期の微量な反応を捉えやすいです。
p24抗原の感度: 第4世代検査の鍵となる「p24抗原」は感染初期(2〜4週頃)にピークを迎えますが、即日検査キットの種類によっては、この抗原を捉える能力が精密検査よりもわずかに控えめに設計されていることがあります。
疫学的データから見る信頼度
多くのガイドラインや研究データ(CDCや英aidsmapなど)をまとめると、以下のようになります。
検査方法 50%が陽性になる時期 99%が陽性になる時期(確定)
静脈採血(精密検査) 約18日後 45日後(約6.5週)
指先採血(即日検査) 約26〜31日後 90日後(12週)
ポイント: あなたが受けられた「28日(4週)」というタイミングは、多くの人が陽性に転じる時期に差し掛かっていますので、この時点で陰性であれば、体内でウイルスが活発に増殖している可能性はかなり低いと言えます。
今後のアクションプラン
今回の結果をどう捉え、次にどう動くべきかのアドバイスです。
現時点での安心感: 4週での陰性は「まず感染していないだろう」という非常に強い根拠になります。今の段階で過度にパニックになる必要はありません。
完全な「否定(確定)」のために: 指先採血の場合、日本のガイドラインでも「念のため3ヶ月(90日)後」の検査を推奨しています。これは、抗体の上昇が極めて遅い「例外的なケース」を100%排除するためです。
より早く安心したい場合: もし3ヶ月待つのが精神的に辛いようであれば、不安な行為から6週間(42日)以上経過したタイミングで、病院にて**「静脈採血」による第4世代検査**を受けてください。このタイミングでの静脈採血陰性であれば、専門医の多くが「ほぼ確定」と判断します。
今の陰性結果は、あなたが心配しているリスクが現実のものである可能性が極めて低いことを示しています。
あまり自分を追い込まず、深呼吸して過ごしてくださいね。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
医学的な視点から、即日検査(迅速検査)における採血部位の違いと、ウインドウ期(空白期間)への影響について解説します。
結論から申し上げますと、「全血を用いる即日検査キット」であれば、静脈から採った血でも指先から採った血でも、検査結果の精度やウインドウ期に医学的な差はありません。
以下にその理由と詳細をまとめました。
1. 採血部位による違いがない理由
即日検査(イムノクロマト法)は、血液中に含まれる「抗体」や「抗原」を検出します。
成分の均一性: 抗体や抗原は血流に乗って全身を循環しているため、指先の毛細血管を流れる血液(末梢血)と、腕の静脈から採る血液で、その濃度に有意な差は生じません。
検査キットの設計: 指先穿刺用の即日検査キットは、ごく微量の全血で正確に反応するように設計されています。そのため、どちらの部位から採血しても、理論上の検出感度は同一です。
2. ウインドウ期間に差が出るケース
ご質問にある「ウインドウ期間に差が出る」というのは、採血部位の違いではなく、主に**「検査手法(世代)」と「検体(血液の成分)」の違い**に起因します。
ポイント: ウインドウ期間を左右するのは「どこから血を採るか」ではなく、**「その検査法が、感染後いつから出現する物質(抗原、抗体、あるいはウイルスそのもの)をターゲットにしているか」**です。
3. 注意点:指先穿刺における誤差の要因
部位による医学的な差はないものの、指先穿刺(自己採血など)の場合は、手技によって以下のような物理的要因でエラーが起こる可能性は否定できません。
組織液の混入: 指を強く絞り出しすぎると、血液に組織液が混ざり、検体が希釈されて正しく反応しないことがあります。
血液量不足: 規定の量に達していない場合、判定ラインが正しく出ないことがあります。
まとめ
即日検査において、静脈血と指先穿刺血でウインドウ期間が変わることはありません。
ウインドウ期間に差が出るのは、検査の「世代(第4世代か)」や「検査の種類(抗体検査かNAT検査か)」によるものです。
結論から申し上げますと、「全血を用いる即日検査キット」であれば、静脈から採った血でも指先から採った血でも、検査結果の精度やウインドウ期に医学的な差はありません。
以下にその理由と詳細をまとめました。
1. 採血部位による違いがない理由
即日検査(イムノクロマト法)は、血液中に含まれる「抗体」や「抗原」を検出します。
成分の均一性: 抗体や抗原は血流に乗って全身を循環しているため、指先の毛細血管を流れる血液(末梢血)と、腕の静脈から採る血液で、その濃度に有意な差は生じません。
検査キットの設計: 指先穿刺用の即日検査キットは、ごく微量の全血で正確に反応するように設計されています。そのため、どちらの部位から採血しても、理論上の検出感度は同一です。
2. ウインドウ期間に差が出るケース
ご質問にある「ウインドウ期間に差が出る」というのは、採血部位の違いではなく、主に**「検査手法(世代)」と「検体(血液の成分)」の違い**に起因します。
ポイント: ウインドウ期間を左右するのは「どこから血を採るか」ではなく、**「その検査法が、感染後いつから出現する物質(抗原、抗体、あるいはウイルスそのもの)をターゲットにしているか」**です。
3. 注意点:指先穿刺における誤差の要因
部位による医学的な差はないものの、指先穿刺(自己採血など)の場合は、手技によって以下のような物理的要因でエラーが起こる可能性は否定できません。
組織液の混入: 指を強く絞り出しすぎると、血液に組織液が混ざり、検体が希釈されて正しく反応しないことがあります。
血液量不足: 規定の量に達していない場合、判定ラインが正しく出ないことがあります。
まとめ
即日検査において、静脈血と指先穿刺血でウインドウ期間が変わることはありません。
ウインドウ期間に差が出るのは、検査の「世代(第4世代か)」や「検査の種類(抗体検査かNAT検査か)」によるものです。
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先日の出来事なのですが、公園のベンチに
座ると冷たくて触ると少しヌルヌルしてました。おそらく精液のような体液かと思います。もしこの精液のようなものがHIVの感染者のだとした場合、ズボンに染み込んでパンツからお尻の穴の粘膜に浸透してHIVに感染する可能性は、ありますでしょうか?
凄く心配しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
先日の出来事なのですが、公園のベンチに
座ると冷たくて触ると少しヌルヌルしてました。おそらく精液のような体液かと思います。もしこの精液のようなものがHIVの感染者のだとした場合、ズボンに染み込んでパンツからお尻の穴の粘膜に浸透してHIVに感染する可能性は、ありますでしょうか?
凄く心配しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます。メルマガ登録ありがとうございます。
大変ご不安な思いをされましたね。見知らぬ体液が衣類に付着するというのは、心理的に非常に強いストレスを感じる状況だと思います。
医学的および疫学的な観点から、結論を先にお伝えしますと、今回のケースで**HIVに感染する可能性は、医学的に見て「限りなくゼロに近い(実質的にゼロ)」**と言えます。
その理由を専門的な視点で整理して解説します。
1. ウイルスの生存能力と環境要因(医学的視点)
HIVは、非常に脆く弱いウイルスです。
体外での失活: HIVは空気や温度変化、乾燥に極めて弱く、体外(ベンチの上など)に出た瞬間に感染力を急速に失います。
「ヌルヌルしていた」状態: もしそれが体液だったとしても、ベンチという環境に放置されていた時点で、HIVの表面にある感染に必要なタンパク質が破壊されている可能性が極めて高いです。
2. 感染経路と障壁(疫学的・解剖学的視点)
感染が成立するためには「十分な量の生きたHIV」が「直接、血管内や粘膜の奥」に届く必要があります。
物理的障壁(ズボンとパンツ): ウイルスが含まれる液体が「ズボン」を通り抜け、さらに「パンツ」を通り抜け、さらに「肛門の粘膜」にまで到達し、そこから血管内に入るというプロセスは、物理的に非常に困難です。
浸透のプロセス: 液体が布に染み込む過程で、HIV粒子は布の繊維にトラップ(捕捉)されます。また、肛門の粘膜は通常閉じられており、座るという動作だけで液体のHIVが粘膜の深部まで浸透して感染を起こすような血中濃度に達することは考えられません。
3. 疫学的データによるリスク評価
世界中で多くのHIV感染が報告されていますが、「公共の場所で衣類越しに体液に触れた」ことによる感染事例は、一例も報告されていません。
主な感染経路は以下の3つに限定されています:
性的接触(粘膜同士の直接的な接触)
血液感染(注射器の回し打ちなど、直接血管にウイルスが入る)
母子感染
まとめ
今回の状況は、以下の理由から心配の必要はありません。
ウイルスがベンチの上で既に感染力を失っている可能性が高い。
ズボンとパンツという二重のフィルターをウイルスが通過して感染に至ることは、医学的理論上あり得ない。
同様のシチュエーションでの感染例は世界的に存在しない。
大変ご不安な思いをされましたね。見知らぬ体液が衣類に付着するというのは、心理的に非常に強いストレスを感じる状況だと思います。
医学的および疫学的な観点から、結論を先にお伝えしますと、今回のケースで**HIVに感染する可能性は、医学的に見て「限りなくゼロに近い(実質的にゼロ)」**と言えます。
その理由を専門的な視点で整理して解説します。
1. ウイルスの生存能力と環境要因(医学的視点)
HIVは、非常に脆く弱いウイルスです。
体外での失活: HIVは空気や温度変化、乾燥に極めて弱く、体外(ベンチの上など)に出た瞬間に感染力を急速に失います。
「ヌルヌルしていた」状態: もしそれが体液だったとしても、ベンチという環境に放置されていた時点で、HIVの表面にある感染に必要なタンパク質が破壊されている可能性が極めて高いです。
2. 感染経路と障壁(疫学的・解剖学的視点)
感染が成立するためには「十分な量の生きたHIV」が「直接、血管内や粘膜の奥」に届く必要があります。
物理的障壁(ズボンとパンツ): ウイルスが含まれる液体が「ズボン」を通り抜け、さらに「パンツ」を通り抜け、さらに「肛門の粘膜」にまで到達し、そこから血管内に入るというプロセスは、物理的に非常に困難です。
浸透のプロセス: 液体が布に染み込む過程で、HIV粒子は布の繊維にトラップ(捕捉)されます。また、肛門の粘膜は通常閉じられており、座るという動作だけで液体のHIVが粘膜の深部まで浸透して感染を起こすような血中濃度に達することは考えられません。
3. 疫学的データによるリスク評価
世界中で多くのHIV感染が報告されていますが、「公共の場所で衣類越しに体液に触れた」ことによる感染事例は、一例も報告されていません。
主な感染経路は以下の3つに限定されています:
性的接触(粘膜同士の直接的な接触)
血液感染(注射器の回し打ちなど、直接血管にウイルスが入る)
母子感染
まとめ
今回の状況は、以下の理由から心配の必要はありません。
ウイルスがベンチの上で既に感染力を失っている可能性が高い。
ズボンとパンツという二重のフィルターをウイルスが通過して感染に至ることは、医学的理論上あり得ない。
同様のシチュエーションでの感染例は世界的に存在しない。
『新医学と切手の極意』の『梅毒アラカルト』に『63.梅毒トレポネーマの感染経路とコンドームによる感染予防の限界』を新規掲載しましたので是非ともご覧ください。
https://voxsangman.com/sys/sys63.html
https://voxsangman.com/sys/sys63.html
鉄人先生
メルマガ登録いたしました。
日々のご活動大変お疲れ様です。感謝しております。
6週前に不安行為をしてしまいました。風俗にてゴム無しの本番です。行為自体は怖くなってすぐに中折れし、30秒もたたないうちにやめましたが、とても不安になりまして、鉄人様のサイトを参考に以下の検査を実施しました。
・不安行為3週間後
HIV RNA1(定量)・・・陰性(20未満)
・不安行為38日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※こちらのクリニックでは梅毒は定量で検査しているとの事でした。
そこで質問がございます。
1.HIVの1型につきましては、感染を否定できますでしょうか?
2.梅毒につきまして、不安行為前後でニキビ治療のためミノサイクリン(抗生物質)を4日ほど服用しておりました。検査はその服用終了後5週間経過してのものですが、抗生物質が検査に影響を与えていないかどうか心配です。ミノサイクリン4日服用終了して5週経過後のRPR/TP検査陰性で梅毒感染についても否定できますでしょうか?
馬鹿な事をしてしまったと大変反省しております。今後2度とこのような事をしないよう肝に銘じております。お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答いただけますと幸甚です。
メルマガ登録いたしました。
日々のご活動大変お疲れ様です。感謝しております。
6週前に不安行為をしてしまいました。風俗にてゴム無しの本番です。行為自体は怖くなってすぐに中折れし、30秒もたたないうちにやめましたが、とても不安になりまして、鉄人様のサイトを参考に以下の検査を実施しました。
・不安行為3週間後
HIV RNA1(定量)・・・陰性(20未満)
・不安行為38日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※こちらのクリニックでは梅毒は定量で検査しているとの事でした。
そこで質問がございます。
1.HIVの1型につきましては、感染を否定できますでしょうか?
2.梅毒につきまして、不安行為前後でニキビ治療のためミノサイクリン(抗生物質)を4日ほど服用しておりました。検査はその服用終了後5週間経過してのものですが、抗生物質が検査に影響を与えていないかどうか心配です。ミノサイクリン4日服用終了して5週経過後のRPR/TP検査陰性で梅毒感染についても否定できますでしょうか?
馬鹿な事をしてしまったと大変反省しております。今後2度とこのような事をしないよう肝に銘じております。お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答いただけますと幸甚です。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ登録ありがとうございます。
今回の検査結果について、医学的・疫学的に分析し、簡潔に回答いたします。
1. HIV感染の否定について結論:現在の検査結果からは、HIV-1感染の可能性は極めて低いと考えられます。
分析
不安行為3週間後のHIVRNA定量検査:HIVRNA検査は、感染初期にHIVが増殖している時期(ウインドウ期)でも、感染から約10日後には検出可能となる非常に感度の高い検査です。
不安な行為から3週間(21日)経過時点での「陰性(20未満)」という結果は、この時点までに感染が成立していた可能性を強く否定します。
不安行為38日経過後のHIV抗原抗体検査(第4世代検査):HIV抗原検査は感染から約2週間後、抗体は通常3〜4週間で検出可能となります。
また現在の検査キットの検出精度は非常に高く、一般的に38日経過時点での陰性は、ほぼ確定的な結果と見なされます。
今後の確認HIV抗体検査の最終的な確定診断期間は通常3ヶ月とされていますが、NAT検査と第4世代検査が38日時点で陰性であることから、今回のケースではこれ以上の検査は必須ではないと判断されることが多いです。
ただし、最終確認として、行為から3ヶ月後に念のため抗原抗体検査を受けることで、精神的な安心感が得られるでしょう。
2. 梅毒感染の否定と抗生物質の影響について
結論:ミノサイクリン服用終了後5週間経過していること、および定量検査が陰性であることから、梅毒感染の可能性は極めて低いと考えられます。
梅毒の検査とウインドウ期:梅毒のウインドウ期(感染から検査が陽性になるまでの期間)は、通常3〜6週間程度です。
RPR検査:(活動性の指標)とTP検査(梅毒トレポネーマ抗原:既往/感染の指標)の両方が陰性である「不安行為38日経過後(服用終了後5週間)」の結果は、この時点での感染を強く否定します。
抗生物質(ミノサイクリン)の影響:不安行為の前後で4日間のミノサイクリン服用があったとのこと。テトラサイクリン系の抗生物質であるミノサイクリンは、梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)に対して有効です。
服用期間が4日間と短いため、予防的に感染を完全に阻止するほどの効果があったかは不明ですが、初期の感染増殖期にあった場合、菌の増殖を抑制したり、症状の発現を遅らせたり、あるいは検査の陽性化を一時的に抑制(偽陰性化)する可能性は理論上ゼロではありません。
しかし、今回の検査は服用終了から5週間(不安行為から38日)が経過しており、体内の抗体産生や反応が始まる期間を十分に経た上での定量(RPR: 1.0未満、TP: 10.0未満)での陰性結果です。
この結果は、抗生物質の影響による偽陰性の可能性を考慮しても、現時点で梅毒に感染している可能性は非常に低いことを示しています。
今後の確認梅毒の検査も3ヶ月で最終確認とされることが一般的です。念のため、行為から3ヶ月後を目安に再度、RPR検査およびTP検査を受けることで、抗生物質による影響を完全に排除し、最終的な確定とすることができます。
まとめ
今回の検査結果は、HIV-1および梅毒に関して現時点での感染を極めて強く否定するものです。
ご自身の行動を反省し、今後の予防に努められる姿勢は重要です。
不安な気持ちを完全に払拭するため、行為から3ヶ月後に最後の確認検査を受けられることをお勧めいたします。
今回の検査結果について、医学的・疫学的に分析し、簡潔に回答いたします。
1. HIV感染の否定について結論:現在の検査結果からは、HIV-1感染の可能性は極めて低いと考えられます。
分析
不安行為3週間後のHIVRNA定量検査:HIVRNA検査は、感染初期にHIVが増殖している時期(ウインドウ期)でも、感染から約10日後には検出可能となる非常に感度の高い検査です。
不安な行為から3週間(21日)経過時点での「陰性(20未満)」という結果は、この時点までに感染が成立していた可能性を強く否定します。
不安行為38日経過後のHIV抗原抗体検査(第4世代検査):HIV抗原検査は感染から約2週間後、抗体は通常3〜4週間で検出可能となります。
また現在の検査キットの検出精度は非常に高く、一般的に38日経過時点での陰性は、ほぼ確定的な結果と見なされます。
今後の確認HIV抗体検査の最終的な確定診断期間は通常3ヶ月とされていますが、NAT検査と第4世代検査が38日時点で陰性であることから、今回のケースではこれ以上の検査は必須ではないと判断されることが多いです。
ただし、最終確認として、行為から3ヶ月後に念のため抗原抗体検査を受けることで、精神的な安心感が得られるでしょう。
2. 梅毒感染の否定と抗生物質の影響について
結論:ミノサイクリン服用終了後5週間経過していること、および定量検査が陰性であることから、梅毒感染の可能性は極めて低いと考えられます。
梅毒の検査とウインドウ期:梅毒のウインドウ期(感染から検査が陽性になるまでの期間)は、通常3〜6週間程度です。
RPR検査:(活動性の指標)とTP検査(梅毒トレポネーマ抗原:既往/感染の指標)の両方が陰性である「不安行為38日経過後(服用終了後5週間)」の結果は、この時点での感染を強く否定します。
抗生物質(ミノサイクリン)の影響:不安行為の前後で4日間のミノサイクリン服用があったとのこと。テトラサイクリン系の抗生物質であるミノサイクリンは、梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)に対して有効です。
服用期間が4日間と短いため、予防的に感染を完全に阻止するほどの効果があったかは不明ですが、初期の感染増殖期にあった場合、菌の増殖を抑制したり、症状の発現を遅らせたり、あるいは検査の陽性化を一時的に抑制(偽陰性化)する可能性は理論上ゼロではありません。
しかし、今回の検査は服用終了から5週間(不安行為から38日)が経過しており、体内の抗体産生や反応が始まる期間を十分に経た上での定量(RPR: 1.0未満、TP: 10.0未満)での陰性結果です。
この結果は、抗生物質の影響による偽陰性の可能性を考慮しても、現時点で梅毒に感染している可能性は非常に低いことを示しています。
今後の確認梅毒の検査も3ヶ月で最終確認とされることが一般的です。念のため、行為から3ヶ月後を目安に再度、RPR検査およびTP検査を受けることで、抗生物質による影響を完全に排除し、最終的な確定とすることができます。
まとめ
今回の検査結果は、HIV-1および梅毒に関して現時点での感染を極めて強く否定するものです。
ご自身の行動を反省し、今後の予防に努められる姿勢は重要です。
不安な気持ちを完全に払拭するため、行為から3ヶ月後に最後の確認検査を受けられることをお勧めいたします。
Masa
MAIL
鉄人先生
お忙しいところ、ご丁寧かつ分かりやすく理論的なご説明誠にありがとうございます。HIV-1および梅毒に関して感染の可能性は極めて低いとの事、かなりほっとしました。
性病科のお医者様でもここまで理路整然と説明できないと思います。本当に感謝いたします。
おっしゃる通り戒めの意味と不安を払拭するために、来月できれば2ヶ月目、及び3カ月目も検査したいと思います。
鉄人先生には本当に感謝しかございません。今一度自分の人生を見つめなおし、猛省して、今後は同じ過ちを犯さないよう約束いたします。
この度は本当にありがとうございました。
お忙しいところ、ご丁寧かつ分かりやすく理論的なご説明誠にありがとうございます。HIV-1および梅毒に関して感染の可能性は極めて低いとの事、かなりほっとしました。
性病科のお医者様でもここまで理路整然と説明できないと思います。本当に感謝いたします。
おっしゃる通り戒めの意味と不安を払拭するために、来月できれば2ヶ月目、及び3カ月目も検査したいと思います。
鉄人先生には本当に感謝しかございません。今一度自分の人生を見つめなおし、猛省して、今後は同じ過ちを犯さないよう約束いたします。
この度は本当にありがとうございました。
Masa
MAIL
鉄人先生
お世話になっております。
以前HIVと梅毒の検査につきまして相談したものですが、その後不安行為62日後同じように、HIV・梅毒検査を実施し陰性を頂きました。以下これまでの検査の推移になります。
・不安行為3週間後
HIV RNA1(定量)・・・陰性(20未満)
・不安行為38日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※ミノサイクリン服用(4日)終了後5週経過
・不安行為62日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※ミノサイクリン服用(4日)終了後59日経過
上記検査結果で気分的にはだいぶ安心できました。上記検査の結果で、HIV-1型および梅毒に関しては、ほぼ感染の可能性は否定できますでしょうか?なお3ヶ月後の検査は念のため行くつもりです。
また12月中に、鉄人先生のご活動に感謝の意を込めて、少しばかりで申し訳ございませんがカンパをする予定です。その折はまたご連絡いたします。
お世話になっております。
以前HIVと梅毒の検査につきまして相談したものですが、その後不安行為62日後同じように、HIV・梅毒検査を実施し陰性を頂きました。以下これまでの検査の推移になります。
・不安行為3週間後
HIV RNA1(定量)・・・陰性(20未満)
・不安行為38日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※ミノサイクリン服用(4日)終了後5週経過
・不安行為62日経過後
HIV抗原抗体検査・・・陰性
梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
※ミノサイクリン服用(4日)終了後59日経過
上記検査結果で気分的にはだいぶ安心できました。上記検査の結果で、HIV-1型および梅毒に関しては、ほぼ感染の可能性は否定できますでしょうか?なお3ヶ月後の検査は念のため行くつもりです。
また12月中に、鉄人先生のご活動に感謝の意を込めて、少しばかりで申し訳ございませんがカンパをする予定です。その折はまたご連絡いたします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます。
ご心配の件、心中お察しいたします。検査結果の推移に基づき、医学的な見地から簡潔に回答させていただきます。
1. HIV-1型および梅毒の感染可能性について
・HIV-1型について
不安行為から62日目(約2か月後)のHIV抗原抗体検査(第4世代検査)が陰性であることから、HIV-1型への感染の可能性はなかったと判断できます。
さらに、3週間後のHIV RNA定量検査も陰性(20未満)であり、この結果はHIV-1の初期感染の可能性も否定しています。
現在の日本では、第4世代のHIV抗原抗体検査で3か月後(12週間後)の陰性を確定としていますが、6週間(42日)以上経過後の陰性でほぼ感染は否定できるという見解が一般的です。
今回の62日目の結果は、これに該当し、感染はなかったと考えていただいて大丈夫です。
※HIV-2に関しては、日本国内でのかんせんほうこくはげんここ10数年来ないことからまず感染の心配はありませんが、12週でのHIV抗体検査が陰性であれば感染は否定できます※
・梅毒について
不安行為から62日目の梅毒定量RPRおよびTP検査が共に陰性であることから、梅毒トレポネーマの感染もなかったと判断できます。
梅毒検査の60日程度経過後の陰性は極めて高い精度で感染を否定できています。
なお、過去の相談で服用されていたミノサイクリンは梅毒の治療薬としても用いられますが、今回の検査結果は服用終了後、十分な期間(59日)が経過しており、検査結果に影響を与えて感染を見逃す可能性はまずないと判断できます。
2. まとめ
ご提示の検査結果(不安行為から62日後のHIV抗原抗体検査および梅毒検査の陰性)に基づき、現時点においてHIV-1型および梅毒の感染の可能性は、医学的に否定できる水準に達していると判断します。
念のための3か月後の検査結果で陰性が確認されれば、完全に安心していただいて問題ありません。
3. 次のステップ
3か月後の検査:念のため3か月後の検査で最終確認を行うことで、不安を完全に解消することができます。
カンパのご意向、大変恐縮です。ありがとうございます。
まずはご自身の心身の健康を最優先にお過ごしください。
ご心配の件、心中お察しいたします。検査結果の推移に基づき、医学的な見地から簡潔に回答させていただきます。
1. HIV-1型および梅毒の感染可能性について
・HIV-1型について
不安行為から62日目(約2か月後)のHIV抗原抗体検査(第4世代検査)が陰性であることから、HIV-1型への感染の可能性はなかったと判断できます。
さらに、3週間後のHIV RNA定量検査も陰性(20未満)であり、この結果はHIV-1の初期感染の可能性も否定しています。
現在の日本では、第4世代のHIV抗原抗体検査で3か月後(12週間後)の陰性を確定としていますが、6週間(42日)以上経過後の陰性でほぼ感染は否定できるという見解が一般的です。
今回の62日目の結果は、これに該当し、感染はなかったと考えていただいて大丈夫です。
※HIV-2に関しては、日本国内でのかんせんほうこくはげんここ10数年来ないことからまず感染の心配はありませんが、12週でのHIV抗体検査が陰性であれば感染は否定できます※
・梅毒について
不安行為から62日目の梅毒定量RPRおよびTP検査が共に陰性であることから、梅毒トレポネーマの感染もなかったと判断できます。
梅毒検査の60日程度経過後の陰性は極めて高い精度で感染を否定できています。
なお、過去の相談で服用されていたミノサイクリンは梅毒の治療薬としても用いられますが、今回の検査結果は服用終了後、十分な期間(59日)が経過しており、検査結果に影響を与えて感染を見逃す可能性はまずないと判断できます。
2. まとめ
ご提示の検査結果(不安行為から62日後のHIV抗原抗体検査および梅毒検査の陰性)に基づき、現時点においてHIV-1型および梅毒の感染の可能性は、医学的に否定できる水準に達していると判断します。
念のための3か月後の検査結果で陰性が確認されれば、完全に安心していただいて問題ありません。
3. 次のステップ
3か月後の検査:念のため3か月後の検査で最終確認を行うことで、不安を完全に解消することができます。
カンパのご意向、大変恐縮です。ありがとうございます。
まずはご自身の心身の健康を最優先にお過ごしください。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
ご丁寧な連絡とご寄付へのお礼
当相談掲示板のご利用ありがとうございます。 また温かいご返信をいただき、誠にありがとうございました。
ご説明差し上げた内容によって、Masa様の不安が払拭され、お心が落ち着かれたとのこと、私も何より嬉しく存じます。少しでもお力になれたのであれば、これに勝る喜びはございません。
また、この度は貴重なご寄付を賜り、心より感謝申し上げます。 本日、頭文字「N」のお名前でのご入金を確認いたしました。 皆様からのこうした温かいご支援が、本活動を継続していく上での大きな励みとなっております。大切に活用させていただきます。
10年以上も前から本掲示板をご存知だったとのこと、驚くとともに、長く見守ってくださっていることに身の引き締まる思いです。 時代の変化はございますが、今後も皆様が直面する不安に対し、理論に基づいた的確なアドバイスをお届けできるよう精進してまいります。
寒さ厳しき折、Masa様もどうぞご自愛ください。 末筆ながら、Masa様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
当相談掲示板のご利用ありがとうございます。 また温かいご返信をいただき、誠にありがとうございました。
ご説明差し上げた内容によって、Masa様の不安が払拭され、お心が落ち着かれたとのこと、私も何より嬉しく存じます。少しでもお力になれたのであれば、これに勝る喜びはございません。
また、この度は貴重なご寄付を賜り、心より感謝申し上げます。 本日、頭文字「N」のお名前でのご入金を確認いたしました。 皆様からのこうした温かいご支援が、本活動を継続していく上での大きな励みとなっております。大切に活用させていただきます。
10年以上も前から本掲示板をご存知だったとのこと、驚くとともに、長く見守ってくださっていることに身の引き締まる思いです。 時代の変化はございますが、今後も皆様が直面する不安に対し、理論に基づいた的確なアドバイスをお届けできるよう精進してまいります。
寒さ厳しき折、Masa様もどうぞご自愛ください。 末筆ながら、Masa様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
メルマガ登録させていただきました。
本日満員電車内で、手の指が針で刺されたようにチクッとしました。出血はしてないものの赤くポツンと腫れてました。仮に満員電車内でHIV感染者が使用した針で指を刺されて出血した場合は、感染の可能性はありますでしょうか?なんでもHIV感染と結びつけてしまい日常生活にも支障をきたしております。
よろしくお願いします
本日満員電車内で、手の指が針で刺されたようにチクッとしました。出血はしてないものの赤くポツンと腫れてました。仮に満員電車内でHIV感染者が使用した針で指を刺されて出血した場合は、感染の可能性はありますでしょうか?なんでもHIV感染と結びつけてしまい日常生活にも支障をきたしております。
よろしくお願いします
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます。
ご心配のこととお察しいたします。
メルマガのご登録ありがとうございます。
HIV感染の可能性について、医学的・疫学的な観点から端的に回答させていただきます。
🏥 HIV感染リスクに関する回答
1. 針刺し事故によるHIV感染の可能性
感染リスクは非常に低い:医療現場での針がこのような場所に落ちていることは考えられませんし、仮にHIV感染者が使用した針であったとしても、本当に針が刺されば針本体がその場にあるはずです、このことからして注射の針が刺さったとは考えられません。
感染に必要な条件:HIV感染は、感染力のあるウイルス量が、直接的に(または非常に短時間で)血液を介して、感染の窓となる部位(粘膜や深い傷)に到達した場合に成立します。
電車内のような環境:満員電車内で落ちていた、あるいは誰かが使用した後の針は、針の表面に付着していたとしても、空気や乾燥に触れることでHIVの活性(感染力)は急速に失われます。
出血がない・浅い傷:ご相談のケースでは、出血がなく、刺された傷も浅い可能性が高いため、感染に必要な十分な量のHIVが体内に入る可能性は極めて低いです。
針が刺されば出血します。
医療現場でのデータ:医療従事者がHIV感染者の血液で汚染された針で深く刺してしまった場合の感染リスク(経皮的曝露)は、約0.3%と報告されています。これは傷が深く、新鮮な血液が体内に注入されたという、今回の状況よりも遥かにリスクの高い条件下での数値です。
2. 今回の状況の疫学的評価
感染源の可能性
HIV感染者の特定が不可能:満員電車内で、その針が活動期のHIV感染者によって直前に使用されたものである確率は、疫学的に見て極めて低いです。
別の原因の可能性が高い:針で刺されたように感じた原因としては、他の乗客の持ち物(ピン、ボタン、アクセサリーなど)の偶発的な接触である可能性が、疫学的にはるかに高いと考えられます。
3. 日常生活への支障について
HIVに関する過度なご不安が日常生活に影響を及ぼしているとのこと、大変お辛い状況だと思います。
結論:今回の状況において、HIVに感染している可能性は、医学的・疫学的に見て極めて無視できるほど低いと断言できます。
ご安心ください。
ご心配のこととお察しいたします。
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HIV感染の可能性について、医学的・疫学的な観点から端的に回答させていただきます。
🏥 HIV感染リスクに関する回答
1. 針刺し事故によるHIV感染の可能性
感染リスクは非常に低い:医療現場での針がこのような場所に落ちていることは考えられませんし、仮にHIV感染者が使用した針であったとしても、本当に針が刺されば針本体がその場にあるはずです、このことからして注射の針が刺さったとは考えられません。
感染に必要な条件:HIV感染は、感染力のあるウイルス量が、直接的に(または非常に短時間で)血液を介して、感染の窓となる部位(粘膜や深い傷)に到達した場合に成立します。
電車内のような環境:満員電車内で落ちていた、あるいは誰かが使用した後の針は、針の表面に付着していたとしても、空気や乾燥に触れることでHIVの活性(感染力)は急速に失われます。
出血がない・浅い傷:ご相談のケースでは、出血がなく、刺された傷も浅い可能性が高いため、感染に必要な十分な量のHIVが体内に入る可能性は極めて低いです。
針が刺されば出血します。
医療現場でのデータ:医療従事者がHIV感染者の血液で汚染された針で深く刺してしまった場合の感染リスク(経皮的曝露)は、約0.3%と報告されています。これは傷が深く、新鮮な血液が体内に注入されたという、今回の状況よりも遥かにリスクの高い条件下での数値です。
2. 今回の状況の疫学的評価
感染源の可能性
HIV感染者の特定が不可能:満員電車内で、その針が活動期のHIV感染者によって直前に使用されたものである確率は、疫学的に見て極めて低いです。
別の原因の可能性が高い:針で刺されたように感じた原因としては、他の乗客の持ち物(ピン、ボタン、アクセサリーなど)の偶発的な接触である可能性が、疫学的にはるかに高いと考えられます。
3. 日常生活への支障について
HIVに関する過度なご不安が日常生活に影響を及ぼしているとのこと、大変お辛い状況だと思います。
結論:今回の状況において、HIVに感染している可能性は、医学的・疫学的に見て極めて無視できるほど低いと断言できます。
ご安心ください。
鉄人先生こんにちは
メルマガ: 0000271982です
フェラチオについての質問です、される側で相手の口内に傷や出血がなければリスクなしと学びましたが、例えば前の人の精液が口内に残っている環境でフェラチオされた場合のリスク評価はどれほどあるのでしょうか?
メルマガ: 0000271982です
フェラチオについての質問です、される側で相手の口内に傷や出血がなければリスクなしと学びましたが、例えば前の人の精液が口内に残っている環境でフェラチオされた場合のリスク評価はどれほどあるのでしょうか?
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんばんはメルマガ登録ありがとうございます。
フェラチオにおける、HIVなどの性感染症の感染リスクについて、医学的および疫学的な最新情報を加味して詳細に分析しお答えします。
💉 医学的・疫学的分析:フェラチオのリスク評価
ご認識の通り、オーラルセックスは、性器挿入による性交に比べると、性感染症の感染リスクは一般的に低いとされています。
しかし、「前の人の精液が口内に残っている環境」という特定の状況を考えると、理論的なリスクはゼロではありませんのでこのリスクを、主な性感染症に焦点を当てて分析します。
1. HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
🩺 伝播の基本
HIVは主に体液(血液、精液、膣分泌液、母乳)を介して感染し感染が成立するには、HIVを含む体液が、傷ついた粘膜や皮膚、または血流に直接触れる必要があります。
🦠 リスク評価(前の精液の残留によるもの)
前提: HIVは体外に出ると急速に不活性化し、感染力を失います。
リスク: 疫学的データに基づくと、フェラチオによるHIV感染リスクは非常に低いです。
口腔内は性器周辺と比較して免疫防御機能が発達していますので、仮に前の人の精液が口内に残っていたとしても、その精液中のHIVが次のパートナーの口内の微細な傷から感染を成立させるためには、十分な量の生きたHIVが適切な経路で体内に侵入する必要があります。
この「精液の残留」による間接的な感染は、現在の疫学的な知見では報告例が極めて少ない(血液の鉄人は感染事例を知りません)、または無視できるほどのリスクと評価されていますので主要な感染経路とは見なされません。
2. 梅毒、淋菌、クラミジア
これらの細菌性感染症は、オーラルセックスでも伝播するより一般的な性感染症です。
梅毒:感染部位(初期硬結、粘膜疹)と接触した場合のリスクが高いですが、前の人の精液の残留による感染のリスクは極めて低い。
梅毒トレポネーマは非常に脆弱で、体外で生存できる時間が短いため、間接的な伝播は非現実的と考えられます。
淋菌:強い感染力を持ち咽頭への感染(咽頭淋菌感染症)のリスクがあります。
淋菌は比較的体外での生存時間が短いですが、前の人の精液・唾液に含まれた菌が、すぐに次の接触者の粘膜に付着すれば、非常に限定的ながら感染の可能性は理論上ゼロでは
ありませんがこれも主要な感染経路とは見なされません。
クラミジア:咽頭への感染(咽頭クラミジア感染症)のリスクがあり理論的にはわずかにありますがクラミジアも体外での生存時間は短いですが、淋菌と同様、極めて限定的ながら感染の可能性は理論上ゼロではありません。
3. その他(B型肝炎、C型肝炎)
B型肝炎ウイルス(HBV): 精液や唾液でも伝播し、オーラルセックスでも感染リスクはありますので、もし前の人がHBVキャリアで、その精液が残っていた場合、理論的なリスクは考えられますが、これも間接的な経路であり、極めてまれです。
C型肝炎ウイルス(HCV): 主に血液感染でオーラルセックスでの伝播は非常にまれで、前の精液からの間接的な伝播リスクは無視できるほど低いと評価されています。
💡 結論と最新情報の加味
最終的なリスク評価
「前の人の精液が口内に残っている環境でのフェラチオ」によるリスクは、医学的・疫学的に見ても極めて低く、または無視できるほどのリスクと評価されます。
主な理由:
病原体の不活化: ほとんどの性感染症の原因病原体(特にHIV、梅毒、淋菌など)は、体外に出ると急速に不活性化し、感染力を失います。
必要なウイルス量: 感染を成立させるには、単に病原体が存在するだけでなく、一定量以上の生きた病原体が適切な受容体や粘膜に接触する必要があります。
疫学的根拠の欠如: このような間接的な経路での感染事例は、公衆衛生上、主要な問題として報告されていません。
最新情報に基づく予防の重要性
現代の性感染症予防の観点から最も重要なのは、性交渉ごとの直接的なリスク管理です。
口腔内の傷・出血: これがある場合は、直接的な接触による感染リスクが大幅に上昇するため、フェラチオは避けるべきです。
主要なリスク: フェラチオにおいて最も注意すべきなのは、あくまで現在のパートナーの感染状態であり、前の人の精液が残っているかどうかという間接的な状況ではありません。
予防策としては、フェラチオであってもコンドームやオーラルダム(またはその代用品)を使用することが、HIV、淋菌、クラミジア、梅毒など全てのSTIに対する最も効果的な対策となります。
フェラチオにおける、HIVなどの性感染症の感染リスクについて、医学的および疫学的な最新情報を加味して詳細に分析しお答えします。
💉 医学的・疫学的分析:フェラチオのリスク評価
ご認識の通り、オーラルセックスは、性器挿入による性交に比べると、性感染症の感染リスクは一般的に低いとされています。
しかし、「前の人の精液が口内に残っている環境」という特定の状況を考えると、理論的なリスクはゼロではありませんのでこのリスクを、主な性感染症に焦点を当てて分析します。
1. HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
🩺 伝播の基本
HIVは主に体液(血液、精液、膣分泌液、母乳)を介して感染し感染が成立するには、HIVを含む体液が、傷ついた粘膜や皮膚、または血流に直接触れる必要があります。
🦠 リスク評価(前の精液の残留によるもの)
前提: HIVは体外に出ると急速に不活性化し、感染力を失います。
リスク: 疫学的データに基づくと、フェラチオによるHIV感染リスクは非常に低いです。
口腔内は性器周辺と比較して免疫防御機能が発達していますので、仮に前の人の精液が口内に残っていたとしても、その精液中のHIVが次のパートナーの口内の微細な傷から感染を成立させるためには、十分な量の生きたHIVが適切な経路で体内に侵入する必要があります。
この「精液の残留」による間接的な感染は、現在の疫学的な知見では報告例が極めて少ない(血液の鉄人は感染事例を知りません)、または無視できるほどのリスクと評価されていますので主要な感染経路とは見なされません。
2. 梅毒、淋菌、クラミジア
これらの細菌性感染症は、オーラルセックスでも伝播するより一般的な性感染症です。
梅毒:感染部位(初期硬結、粘膜疹)と接触した場合のリスクが高いですが、前の人の精液の残留による感染のリスクは極めて低い。
梅毒トレポネーマは非常に脆弱で、体外で生存できる時間が短いため、間接的な伝播は非現実的と考えられます。
淋菌:強い感染力を持ち咽頭への感染(咽頭淋菌感染症)のリスクがあります。
淋菌は比較的体外での生存時間が短いですが、前の人の精液・唾液に含まれた菌が、すぐに次の接触者の粘膜に付着すれば、非常に限定的ながら感染の可能性は理論上ゼロでは
ありませんがこれも主要な感染経路とは見なされません。
クラミジア:咽頭への感染(咽頭クラミジア感染症)のリスクがあり理論的にはわずかにありますがクラミジアも体外での生存時間は短いですが、淋菌と同様、極めて限定的ながら感染の可能性は理論上ゼロではありません。
3. その他(B型肝炎、C型肝炎)
B型肝炎ウイルス(HBV): 精液や唾液でも伝播し、オーラルセックスでも感染リスクはありますので、もし前の人がHBVキャリアで、その精液が残っていた場合、理論的なリスクは考えられますが、これも間接的な経路であり、極めてまれです。
C型肝炎ウイルス(HCV): 主に血液感染でオーラルセックスでの伝播は非常にまれで、前の精液からの間接的な伝播リスクは無視できるほど低いと評価されています。
💡 結論と最新情報の加味
最終的なリスク評価
「前の人の精液が口内に残っている環境でのフェラチオ」によるリスクは、医学的・疫学的に見ても極めて低く、または無視できるほどのリスクと評価されます。
主な理由:
病原体の不活化: ほとんどの性感染症の原因病原体(特にHIV、梅毒、淋菌など)は、体外に出ると急速に不活性化し、感染力を失います。
必要なウイルス量: 感染を成立させるには、単に病原体が存在するだけでなく、一定量以上の生きた病原体が適切な受容体や粘膜に接触する必要があります。
疫学的根拠の欠如: このような間接的な経路での感染事例は、公衆衛生上、主要な問題として報告されていません。
最新情報に基づく予防の重要性
現代の性感染症予防の観点から最も重要なのは、性交渉ごとの直接的なリスク管理です。
口腔内の傷・出血: これがある場合は、直接的な接触による感染リスクが大幅に上昇するため、フェラチオは避けるべきです。
主要なリスク: フェラチオにおいて最も注意すべきなのは、あくまで現在のパートナーの感染状態であり、前の人の精液が残っているかどうかという間接的な状況ではありません。
予防策としては、フェラチオであってもコンドームやオーラルダム(またはその代用品)を使用することが、HIV、淋菌、クラミジア、梅毒など全てのSTIに対する最も効果的な対策となります。
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