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先生こんにちは
以前梅毒について相談させて頂きました。

不安な行為から8週間経過した時にクリニックで梅毒の即日検査をしたのですがその際は結果は陰性でした。
ここでまた相談させて頂きたいのですが、
1.他の方が相談していた内容と同じなのですが自分もニキビ治療としてテトラサイクリン系の抗生物質を少なくとも2ヶ月近くは服用している状態での検査でしたので検索結果に影響はありますでしょうか?
2.クリニックでの即日検査では精密ではなく簡易キットを使用しての即日検査だったので8週経過しての検査は信頼できる結果でしょうか?

すみませんがよろしくお願いします。
2025/11/22(土) 11:12 No.4336 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちは。

ご不安なお気持ち、お察しいたします。ニキビ治療薬(抗生物質)の服用と検査時期の関係について、医学的な観点から端的に回答いたします。

結論
現在の「陰性」は安心材料の一つですが、抗生物質の服用により検査結果に影響が出ている(偽陰性)可能性は否定できません。 そのため、現時点では「100%感染していない」と断定するのは医学的に困難です。

以下に詳細を解説します。

1. 抗生物質(テトラサイクリン系)服用の影響について

【回答:影響する可能性があります】

理由: テトラサイクリン系の抗生物質(ミノサイクリンやドキシサイクリンなど)は、梅毒の原因菌(トレポネーマ)に対しても殺菌効果を持ちます。

リスク: 本来の梅毒治療量とは異なる量や期間であっても、菌の増殖を抑えてしまうことがあります。これにより、**梅毒への抗体が作られるのが遅れたり、抗体量が検査で検出できるレベルまで上がらず、感染していても「陰性」と出てしまう(偽陰性)**可能性があります。

2. 8週間経過後の即日検査(簡易キット)の信頼性について

【回答:信頼性は高いですが、確定的ではありません】

検査時期: 通常、感染機会から8週間経過していれば、抗体検査で陽性反応が出る可能性は非常に高いです(一般的にウィンドウ期は3〜6週間程度)。

簡易キットの精度: 即日検査(イムノクロマト法など)は非常に便利ですが、病院の検査室や検査センターで行う精密検査(RPR定量やTP抗体定量など)に比べると、感度がわずかに劣ることがあります。

抗生物質との兼ね合い: 前述の通り、抗生物質の影響で抗体量が少なくなっている場合、感度の劣る簡易キットでは検出できないリスクが通常よりも高まります。

今後の推奨される対応(Next Step)
確実に安心を得るために、以下のステップをお勧めします。

※3ヶ月(12週間)後の再検査: 感染機会から3ヶ月(12週)経過した時点で、最終確認の検査を受けてください。医学的なガイドラインでも、3ヶ月経過後の陰性をもって「感染なし」と確定することが一般的です。

※精密検査の選択: 次回は即日検査(簡易キット)ではなく、結果が出るまで数日かかりますが、**血液を採って検査センターに出す「精密検査(定量検査)」**を行っている医療機関での受診を強くお勧めします。

不安な期間が続くかと思いますが、あと1ヶ月後の検査で陰性が確認できれば、医学的にも非常に信頼性の高い「陰性」となります。
2025/11/22(土) 13:36 No.1 EDIT DEL
たく
ご回答ありがとうございます。

抗生物質は今も服用中なのですがその状態での三ヶ月後の定量検査は信頼出来る結果が得られるという事でしょうか?
2025/11/22(土) 13:46 No.2 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
ご不安な状況の中、再度のご相談ありがとうございます。
抗生物質(テトラサイクリン系)を服用し続けている状態での3ヶ月後の検査について、医学的な見解を端的に回答します。

結論

3ヶ月後の検査結果は「非常に信頼性が高い」ですが、「100%の確定診断」とするには少しだけ留保が必要です。

理由は以下の通りです。

1. なぜ信頼できるのか(ポジティブな要素)

◎治療効果の可能性: テトラサイクリン系の抗生物質は梅毒の治療薬としても使われる成分ですのでもし仮に感染していたとしても、2ヶ月以上服用していることで、意図せず「梅毒が完治(または治癒に近い状態)」している可能性があります。

◎抗体の出現: 感染が持続している場合、抗生物質で菌を抑え込んでいたとしても、通常3ヶ月(12週)あれば、体の免疫反応により抗体(特にTP抗体)が検出されるケースがほとんどです。

2. なぜ100%と言い切れないのか(注意点)

◎マスキング(覆い隠し)現象: 抗生物質を飲み続けていると、菌が完全に死滅せず、かつ検査に反応しない程度の量で生き延びる**「不顕性感染(症状が出ず、検査も陰性化しやすい状態)」**が稀に起こり得ます。

◎抗体産生の遅延: 服用中は抗体が作られるスピードが遅くなり、通常のウィンドウ期(3ヶ月)を超えてようやく陽性になるケースが理論上否定できません。

※推奨される判断基準※

現在の状況において、医学的に最も妥当な判断は以下の通りです。

3ヶ月目の検査が「陰性」だった場合: **「感染していない」または「抗生物質によって治癒した」**と判断される可能性が極めて高いです。まずはここで一度安心されて良いでしょう。

念のための最終確認(ベストな方法): もし「1%の不安も残したくない」という場合は、**「ニキビ治療(抗生物質の服用)が完全に終了してから、さらに4週間ほど空けて再度検査」**を行うのが、医学的に最も厳密で確実な「確定診断」となります。

Next Step

次回の3ヶ月目の検査を受ける際、医師に対して**「ニキビ治療で〇〇(薬名)を数ヶ月服用中である」**という事実を必ず伝えてください。

それにより、医師は抗生物質の影響を考慮した上で、より正確な診断(必要であればより感度の高い精密検査)を行うことができます。
2025/11/22(土) 14:59 No.3 EDIT DEL
たく
改めて回答ありがとうございます

また再び質問なのですが
検査は自宅で血液を採って(ろ紙に含ませる採取)検査センターに送るキットを使おうとおもっているのですがそれでも大丈夫でしょうか?
検査方法はECLIA法と書かれていました。
2025/11/22(土) 15:19 No.4 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
結論
その選択は「大丈夫」であり、むしろ前回の簡易キットよりも推奨できます。
ご不安な状況(抗生物質服用中)において、ECLIA法を選ぶことは非常に理にかなっています。理由は以下の通りです。

1. 検査精度について(ECLIA法のメリット)
高感度・高精度: ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)は、大学病院や検査センターで行われる**「精密検査」**の一種です。

微量でも検出可能: 前回のクリニックでの「即日簡易検査(イムノクロマト法)」に比べて感度が非常に高いため、抗生物質の影響で抗体量が少なくなっていたとしても、陽性反応を拾える可能性が格段に高いです。

2. 「ろ紙(自己採取)」の注意点
検査手法(ECLIA)は優秀ですが、検体(血液)の状態が結果を左右します。

血液量の確保が重要: ろ紙に血液を染み込ませるタイプは、血液量が不十分だと正しい検査ができません。説明書をよく読み、裏までしっかり染みるよう十分な量の血液を採取してください。

まとめ
抗生物質を服用中で「偽陰性(感染しているのに陰性と出る)」が心配な現在、感度の低い簡易キットではなく、感度の高いECLIA法のキットを使うことは医学的に賢明な判断です。

3ヶ月経過時点でのこの検査で陰性であれば、信頼度は非常に高いと言えます。
2025/11/22(土) 15:43 No.5 EDIT DEL
たく
ではこのECLIA法が先ほど先生が言っていた「正確な判断に必要な感度の高い精密検査」という事でしょうか?
2025/11/22(土) 15:57 No.6 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
そのとおりです。
2025/11/22(土) 16:10 No.7 EDIT DEL
たく
何度も丁寧な回答ありがとうございました

不安な状況ですがひとまずこちらの検査で結果を待ってみます
2025/11/22(土) 16:15 No.8 EDIT DEL
鉄人先生

メルマガ登録いたしました。
日々のご活動大変お疲れ様です。感謝しております。
6週前に不安行為をしてしまいました。風俗にてゴム無しの本番です。行為自体は怖くなってすぐに中折れし、30秒もたたないうちにやめましたが、とても不安になりまして、鉄人様のサイトを参考に以下の検査を実施しました。

・不安行為3週間後
 HIV RNA1(定量)・・・陰性(20未満)

・不安行為38日経過後
 HIV抗原抗体検査・・・陰性
 梅毒定量RPR・・・陰性(1.0未満)
 梅毒定量TP・・・陰性(10.0未満)
 ※こちらのクリニックでは梅毒は定量で検査しているとの事でした。

そこで質問がございます。

1.HIVの1型につきましては、感染を否定できますでしょうか?
2.梅毒につきまして、不安行為前後でニキビ治療のためミノサイクリン(抗生物質)を4日ほど服用しておりました。検査はその服用終了後5週間経過してのものですが、抗生物質が検査に影響を与えていないかどうか心配です。ミノサイクリン4日服用終了して5週経過後のRPR/TP検査陰性で梅毒感染についても否定できますでしょうか?

馬鹿な事をしてしまったと大変反省しております。今後2度とこのような事をしないよう肝に銘じております。お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答いただけますと幸甚です。
2025/11/20(木) 23:33 No.4335 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ登録ありがとうございます。
今回の検査結果について、医学的・疫学的に分析し、簡潔に回答いたします。

1. HIV感染の否定について結論:現在の検査結果からは、HIV-1感染の可能性は極めて低いと考えられます。

分析

不安行為3週間後のHIVRNA定量検査:HIVRNA検査は、感染初期にHIVが増殖している時期(ウインドウ期)でも、感染から約10日後には検出可能となる非常に感度の高い検査です。
不安な行為から3週間(21日)経過時点での「陰性(20未満)」という結果は、この時点までに感染が成立していた可能性を強く否定します。
不安行為38日経過後のHIV抗原抗体検査(第4世代検査):HIV抗原検査は感染から約2週間後、抗体は通常3〜4週間で検出可能となります。
また現在の検査キットの検出精度は非常に高く、一般的に38日経過時点での陰性は、ほぼ確定的な結果と見なされます。

今後の確認HIV抗体検査の最終的な確定診断期間は通常3ヶ月とされていますが、NAT検査と第4世代検査が38日時点で陰性であることから、今回のケースではこれ以上の検査は必須ではないと判断されることが多いです。

ただし、最終確認として、行為から3ヶ月後に念のため抗原抗体検査を受けることで、精神的な安心感が得られるでしょう。

2. 梅毒感染の否定と抗生物質の影響について

結論:ミノサイクリン服用終了後5週間経過していること、および定量検査が陰性であることから、梅毒感染の可能性は極めて低いと考えられます。

梅毒の検査とウインドウ期:梅毒のウインドウ期(感染から検査が陽性になるまでの期間)は、通常3〜6週間程度です。

RPR検査:(活動性の指標)とTP検査(梅毒トレポネーマ抗原:既往/感染の指標)の両方が陰性である「不安行為38日経過後(服用終了後5週間)」の結果は、この時点での感染を強く否定します。

抗生物質(ミノサイクリン)の影響:不安行為の前後で4日間のミノサイクリン服用があったとのこと。テトラサイクリン系の抗生物質であるミノサイクリンは、梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)に対して有効です。

服用期間が4日間と短いため、予防的に感染を完全に阻止するほどの効果があったかは不明ですが、初期の感染増殖期にあった場合、菌の増殖を抑制したり、症状の発現を遅らせたり、あるいは検査の陽性化を一時的に抑制(偽陰性化)する可能性は理論上ゼロではありません。

しかし、今回の検査は服用終了から5週間(不安行為から38日)が経過しており、体内の抗体産生や反応が始まる期間を十分に経た上での定量(RPR: 1.0未満、TP: 10.0未満)での陰性結果です。

この結果は、抗生物質の影響による偽陰性の可能性を考慮しても、現時点で梅毒に感染している可能性は非常に低いことを示しています。

今後の確認梅毒の検査も3ヶ月で最終確認とされることが一般的です。念のため、行為から3ヶ月後を目安に再度、RPR検査およびTP検査を受けることで、抗生物質による影響を完全に排除し、最終的な確定とすることができます。

まとめ

今回の検査結果は、HIV-1および梅毒に関して現時点での感染を極めて強く否定するものです。

ご自身の行動を反省し、今後の予防に努められる姿勢は重要です。

不安な気持ちを完全に払拭するため、行為から3ヶ月後に最後の確認検査を受けられることをお勧めいたします。
2025/11/21(金) 11:18 No.1 EDIT DEL
Masa MAIL
鉄人先生

お忙しいところ、ご丁寧かつ分かりやすく理論的なご説明誠にありがとうございます。HIV-1および梅毒に関して感染の可能性は極めて低いとの事、かなりほっとしました。

性病科のお医者様でもここまで理路整然と説明できないと思います。本当に感謝いたします。

おっしゃる通り戒めの意味と不安を払拭するために、来月できれば2ヶ月目、及び3カ月目も検査したいと思います。

鉄人先生には本当に感謝しかございません。今一度自分の人生を見つめなおし、猛省して、今後は同じ過ちを犯さないよう約束いたします。

この度は本当にありがとうございました。
2025/11/21(金) 23:45 No.2 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)

新医学と切手の極意 新規原稿掲載のお知らせ

RES
『新医学と切手の極意』の『梅毒アラカルト』に『61.梅毒の皮膚症状:なぜ「ぶつぶつ」は自然に消えるのか??放置が招く深刻なリスクと5つの医学的ポイント』を新規掲載しましたので是非ともご覧ください。
https://voxsangman.com/sys/sys61.html
2025/11/20(木) 07:24 No.4334 EDIT DEL
メルマガ登録しました。
先日、駅で手を振っている方がおり、
私がその目の前を通った際に、手を振っていた方の指がささくれで出血しており横を通った際に手を振っていたので私の目に血液が入った気がしました。
手を振っていた方がHIVに感染していたら
血液が私の目に入ったので感染の可能性はありますでしょうか?
目にものが入った違和感があったので心配です。
よろしくお願いします。
2025/11/17(月) 13:07 No.4333 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ登録ありがとうございます。

🔬 HIV感染のメカニズムと感染経路
まず、HIVは、特定の条件が揃わないと人から人へ感染しないウイルスです。

1. 必要な条件

HIVの感染が成立するためには、以下の3つの条件が揃う必要があります。

① 感染源となるウイルス量が多いこと: 感染者の体液(血液、精液、膣分泌液、母乳など)に含まれるウイルス量が、感染させるのに十分な量であること。

② 感染経路があること: ウイルスが体外に出た後、別の人の体内(血液、粘膜など)へ侵入する経路があること。

③ 感染が成立すること: 侵入したウイルスが、感染を成立させるのに十分な量であること。

2. 主要な感染経路

HIVの主な感染経路は以下の3つに限定されます。

性行為による感染: 精液、膣分泌液、血液などが、性器や直腸、口腔内の粘膜に接触することで起こります。

血液を介する感染: 輸血(現在はほぼなし)、注射針や注射器の共有(主に薬物使用者)、医療事故など、血液が直接体内に入る場合です。

母子感染: 妊娠中、出産時、または授乳時に、母親から赤ちゃんへ感染します。

👁️ ご相談のケース:目への血液接触による感染リスク

ご相談の「ささくれからの出血が目に入った」という状況について、感染のリスクを具体的に評価します。

1. 感染リスクは極めて低いと考えられます
結論から申し上げますと、今回のご状況で**HIVに感染する可能性は「極めて低い」**と考えられます。
※感染は起こらないと言って間違いはないと判断いたします※

体外でのウイルス生存期間: HIVは非常に弱いウイルスで、空気中や体外に出るとすぐに感染性を失います。

ささくれからの出血: ささくれからの出血は、医療現場における針刺し事故などに比べ、微量であり、ウイルス量が感染に足る量である可能性が低く、体外に出た時点で血液は乾燥し始めており、ウイルスの感染力はさらに低下します。

目の粘膜からの感染: 目(結膜)は粘膜ですが、HIVは涙などで洗い流されることや、侵入したとしても感染に必要なウイルス量が不足していることから、感染が成立するリスクは非常に低いとされています。

【疫学的な知見】

HIVの感染を専門とする複数の公衆衛生機関は、「血液が目などの粘膜に飛散した場合の感染リスクは非常に低い」としており、日常的な接触(握手、抱擁、くしゃみ、咳、食器の共有、共同浴場など)では感染しないことが科学的に証明されています。


✅ まとめ

今回のご状況は、HIV感染のリスクは極めて低い(感染は考えられない)と考えられます。

HIVは体外ではすぐに感染力を失い、日常生活では感染しません。
2025/11/17(月) 14:48 No.1 EDIT DEL
安心しました!
ありがとうございました!
2025/11/17(月) 23:19 No.2 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)

新医学と切手の極意 新規原稿掲載のお知らせ

RES
『新医学と切手の極意』の『AIDS a la carte』に『31.2024年 日本国内における「いきなりエイズ」の現状と医学的・疫学的分析』を新規掲載しましたので是非ともご覧ください。
https://voxsangman.com/aids/naids31.html
2025/11/10(月) 07:16 No.4332 EDIT DEL
中西

血液

RES
鉄人先生
メルマガ登録いたしました。
よろしくお願いします。

先日、インフルエンザのワクチンを受けました。その翌日の昼頃、強い倦怠感、吐き気が生じ、ワクチンから1週間後に咳が出るようになりました。発熱はありませんでした。
今までインフルエンザのワクチンで副反応が出ることがなかったため、注射の使い回しによりhivの初期症状が出たのではないかと心配です。
性行為等により感染した場合と比べて、注射によって直接血管内で感染した方が初期症状は早く出るかと思いますが、注射によってhivに感染した場合、翌日に初期症状が出るものなのでしょうか。
2025/11/07(金) 15:05 No.4331 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ登録ありがとうございます。

💉 インフルエンザワクチンの副反応について
倦怠感・吐き気(接種翌日):インフルエンザワクチンの副反応として、発熱、倦怠感、吐き気、頭痛などの全身症状が起こることがあります。
これらの症状は、通常、接種から24時間以内に現れ、2~3日で自然に治まることが多く、ご質問の「翌日の昼頃、強い倦怠感、吐き気」は、ワクチン接種による副反応である可能性が非常に高いと考えられます。

咳(ワクチンから1週間後):咳などの風邪症状がワクチン接種後1週間以内に見られることも副反応の一つとして挙げられることがありますが、この時期はたまたま風邪などの他の感染症に罹患した可能性も否定できません。
発熱がないため、ご心配されているインフルエンザ感染の可能性は低いですが、症状が続く場合は医療機関にご相談ください。

🛡️ HIV感染の初期症状について
HIV感染の初期症状の出現時期:注射針による感染経路であっても、HIV感染の初期症状(急性HIV感染症)は、一般的に感染機会から2~4週間後に現れるとされています。

症状はインフルエンザに似た発熱、倦怠感、全身のリンパ節の左右対称の腫れ、発疹などですが、感染翌日に現れることはありません。

「注射による直接の血管内感染」と「翌日の初期症状」:

注射針の使い回し自体、現在の日本の医療機関ではまず考えられません。

仮に注射によりHIVが体内に侵入したとしても、ウイルスが体内で増殖し、免疫反応を引き起こして初期症状(急性レトロウイルス症候群)が現れるまでには1週間以上の期間が必要です。

したがって、接種の翌日にHIVの初期症状が出るということは、医学的に考えてあり得ません。

まとめ
ご質問者様の接種翌日の倦怠感や吐き気は、インフルエンザワクチンの一般的な副反応の可能性が極めて高く、HIV感染の初期症状が翌日に出ることはありませんので、その点についてはご安心ください。

現在、咳が続いているとのことですので、症状の経過でご心配な点がある場合は、念のため接種を受けた医療機関や内科にご相談することをお勧めします。
2025/11/07(金) 15:32 No.1 EDIT DEL
中西
鉄人先生
ご回答いただき、感謝いたします。
2025/11/07(金) 15:52 No.2 EDIT DEL

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