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ご返答ありがとうございます。
①基本的に間接的な唾液とペニスの接触は性病の心配は限りなく低いという認識でよろしいですか。
②先生は間接的な唾液とペニスの接触で性病になった人を診た、聞いたことはありますか?
③検査をするなら心配解消目的という認識でよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
①基本的に間接的な唾液とペニスの接触は性病の心配は限りなく低いという認識でよろしいですか。
②先生は間接的な唾液とペニスの接触で性病になった人を診た、聞いたことはありますか?
③検査をするなら心配解消目的という認識でよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ購読ありがとうございます。
ご心配されている状況について、医学的な観点から端的に回答します。
🦠 性感染症(STD)の感染リスクについて
結論から申し上げますと、間接的な唾液の接触による一般的な性感染症(梅毒、HIV、淋菌、クラミジアなど)の感染リスクは極めて低いと考えられます。
性感染症の主な感染経路: 多くの性感染症は、性行為(腟性交、アナルセックス、オーラルセックス)などによる粘膜同士の直接接触や、傷口を介した血液・体液の直接交換が主な感染経路です。
唾液を介した感染: 性感染症の原因となる病原体(ウイルスや細菌)は、体の外や唾液中では生存力が低下しやすいものが多いです。また、感染に必要な病原体の量(感染量)が確保できないことがほとんどです。
HIV:唾液中のHIV量は少なくご記載のような間接的な接触で感染するリスクは、医学的には無視できる程度とされています。
梅毒:ディープキスをしなくて、単なる唾液との接触では感染は起こりません。
淋菌、クラミジア:これらは粘膜の細胞内で増殖する細菌であり、乾燥や外気に弱いため、間接的な接触で感染する可能性は非常に低いです。
ただし、ごくまれに感染する可能性のあるものとして、単純ヘルペスウイルス(HSV)などが挙げられ口唇ヘルペスの原因となるHSV-1は、唾液中に含まれることがあり、ごく微細な傷口などがあれば感染する可能性はゼロではありませんが、こちらも非常に低いリスクです。
🔬 推奨される性感染症検査
ご心配を完全に解消し、安心を得るためには、以下の検査を検討することが考えられます。リスクは低いとはいえ、接触があったという事実に基づき、一般的な性感染症の検査項目を幅広く受けることを推奨します。
梅毒トレポネーマ抗体(TPHA/RPR):接触から4週間以降 HIV抗原抗体検査:接触から4〜12週間以降
B型肝炎ウイルス(HBV):接触から60日〜6ヶ月以降
C型肝炎ウイルス(HCV):接触から8〜12週間以降
2. 部位特異的な検査(症状がない場合)
ご心配の状況から粘膜への直接的な接触はありませんが、念のため検討する場合は、
クラミジア:接触から24時間〜数日以降
淋菌:接触から24時間〜数日以降
マイコプラズマ・ウレアプラズマ:接触から数日〜2週間以降 尿検査(初尿)
📌 重要なポイント
検査のタイミング: ほとんどの性感染症の検査には、正確な結果を得るために**「潜伏期間」**を考慮した適切な時期があります。早すぎると「偽陰性」(実際は感染しているのに陰性)となる可能性があるため、上記の推奨時期を目安に受診してください。
受診先: 泌尿器科、性病科、または性感染症の検査を行っている内科クリニックにご相談ください。
なお梅毒検査は皮膚科が専門領域となります。
ご心配な気持ちは理解できますが、冷静に判断し、適切な時期に検査を受けられることをお勧めします。
ご心配されている状況について、医学的な観点から端的に回答します。
🦠 性感染症(STD)の感染リスクについて
結論から申し上げますと、間接的な唾液の接触による一般的な性感染症(梅毒、HIV、淋菌、クラミジアなど)の感染リスクは極めて低いと考えられます。
性感染症の主な感染経路: 多くの性感染症は、性行為(腟性交、アナルセックス、オーラルセックス)などによる粘膜同士の直接接触や、傷口を介した血液・体液の直接交換が主な感染経路です。
唾液を介した感染: 性感染症の原因となる病原体(ウイルスや細菌)は、体の外や唾液中では生存力が低下しやすいものが多いです。また、感染に必要な病原体の量(感染量)が確保できないことがほとんどです。
HIV:唾液中のHIV量は少なくご記載のような間接的な接触で感染するリスクは、医学的には無視できる程度とされています。
梅毒:ディープキスをしなくて、単なる唾液との接触では感染は起こりません。
淋菌、クラミジア:これらは粘膜の細胞内で増殖する細菌であり、乾燥や外気に弱いため、間接的な接触で感染する可能性は非常に低いです。
ただし、ごくまれに感染する可能性のあるものとして、単純ヘルペスウイルス(HSV)などが挙げられ口唇ヘルペスの原因となるHSV-1は、唾液中に含まれることがあり、ごく微細な傷口などがあれば感染する可能性はゼロではありませんが、こちらも非常に低いリスクです。
🔬 推奨される性感染症検査
ご心配を完全に解消し、安心を得るためには、以下の検査を検討することが考えられます。リスクは低いとはいえ、接触があったという事実に基づき、一般的な性感染症の検査項目を幅広く受けることを推奨します。
梅毒トレポネーマ抗体(TPHA/RPR):接触から4週間以降 HIV抗原抗体検査:接触から4〜12週間以降
B型肝炎ウイルス(HBV):接触から60日〜6ヶ月以降
C型肝炎ウイルス(HCV):接触から8〜12週間以降
2. 部位特異的な検査(症状がない場合)
ご心配の状況から粘膜への直接的な接触はありませんが、念のため検討する場合は、
クラミジア:接触から24時間〜数日以降
淋菌:接触から24時間〜数日以降
マイコプラズマ・ウレアプラズマ:接触から数日〜2週間以降 尿検査(初尿)
📌 重要なポイント
検査のタイミング: ほとんどの性感染症の検査には、正確な結果を得るために**「潜伏期間」**を考慮した適切な時期があります。早すぎると「偽陰性」(実際は感染しているのに陰性)となる可能性があるため、上記の推奨時期を目安に受診してください。
受診先: 泌尿器科、性病科、または性感染症の検査を行っている内科クリニックにご相談ください。
なお梅毒検査は皮膚科が専門領域となります。
ご心配な気持ちは理解できますが、冷静に判断し、適切な時期に検査を受けられることをお勧めします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
① 間接的な唾液とペニスの接触による性病感染リスクの認識について
はい、その認識で問題ありません。
医学的・疫学的に見て、唾液を介した間接的な接触(唾液がついた手や物がペニスに触れるなど)による主要な性感染症(梅毒、HIV、淋菌、クラミジアなど)の感染リスクは極めて低い(限りなくゼロに近い)と認識されています。
主要な性感染症の病原体は、多くの場合、体外に出たり、乾燥したり、希釈されたりすると、感染力を著しく失うためです。
② 間接的な唾液とペニスの接触で性病になった事例について
診察経験や医学的な報告として、その種の明確な感染事例は非常に稀であるか、ほとんどありません。
感染経路を特定する際、医師は患者様の接触歴を詳細に確認しますが、多くの性感染症の感染経路は粘膜同士の直接的な接触(性交、オーラルセックスなど)や血液感染によるものです。医学論文や公衆衛生上のデータにおいて、「唾液の間接接触のみ」で性感染症が成立したと断定できるケースは、一般的・定型的な感染経路としては扱われていません。
ただし、ごくまれに、口腔内に大量の病原体が存在し、かつ性器側に大きな傷やびらん(ただれ)があるなど、複数の悪条件が重なった場合は理論上の可能性は否定できません。しかし、これは極めて特殊な状況であり、統計的に有意なリスクとは見なされていません。
③ 検査の目的について
はい、その認識で間違いありません。。
ご質問の状況において検査を受ける主な目的は、医学的な必要性というよりは、精神的な不安(心配)を完全に解消するためのものとなります。
前述の通り、医学的なリスクは極めて低いですが、「万が一」という不安は残りますので、検査で陰性を確認することで、その不安を取り除く(安心を確保する)という点が、このケースにおける検査の最大の意義となります。
はい、その認識で問題ありません。
医学的・疫学的に見て、唾液を介した間接的な接触(唾液がついた手や物がペニスに触れるなど)による主要な性感染症(梅毒、HIV、淋菌、クラミジアなど)の感染リスクは極めて低い(限りなくゼロに近い)と認識されています。
主要な性感染症の病原体は、多くの場合、体外に出たり、乾燥したり、希釈されたりすると、感染力を著しく失うためです。
② 間接的な唾液とペニスの接触で性病になった事例について
診察経験や医学的な報告として、その種の明確な感染事例は非常に稀であるか、ほとんどありません。
感染経路を特定する際、医師は患者様の接触歴を詳細に確認しますが、多くの性感染症の感染経路は粘膜同士の直接的な接触(性交、オーラルセックスなど)や血液感染によるものです。医学論文や公衆衛生上のデータにおいて、「唾液の間接接触のみ」で性感染症が成立したと断定できるケースは、一般的・定型的な感染経路としては扱われていません。
ただし、ごくまれに、口腔内に大量の病原体が存在し、かつ性器側に大きな傷やびらん(ただれ)があるなど、複数の悪条件が重なった場合は理論上の可能性は否定できません。しかし、これは極めて特殊な状況であり、統計的に有意なリスクとは見なされていません。
③ 検査の目的について
はい、その認識で間違いありません。。
ご質問の状況において検査を受ける主な目的は、医学的な必要性というよりは、精神的な不安(心配)を完全に解消するためのものとなります。
前述の通り、医学的なリスクは極めて低いですが、「万が一」という不安は残りますので、検査で陰性を確認することで、その不安を取り除く(安心を確保する)という点が、このケースにおける検査の最大の意義となります。
先生いつも拝見させていただいております。質問が2点あるのですが
不安な行為(生フェラされる側、生素股亀頭)でHIV感染例は国内であるのでしょうか?
また不安な行為から4日で発熱(38度)と喉の痛みがあったのですが、抗生剤と解熱剤で2日ほどで症状は改善しました。
これらの場合、検査は必要なのか見解を教えていただけたらと思います。
またお互い何もない状態でもディープキスからの扁桃炎はよくある事なのかも教えいただきたいです、よろしくお願いいたします。
不安な行為(生フェラされる側、生素股亀頭)でHIV感染例は国内であるのでしょうか?
また不安な行為から4日で発熱(38度)と喉の痛みがあったのですが、抗生剤と解熱剤で2日ほどで症状は改善しました。
これらの場合、検査は必要なのか見解を教えていただけたらと思います。
またお互い何もない状態でもディープキスからの扁桃炎はよくある事なのかも教えいただきたいです、よろしくお願いいたします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます。
🌡️ 喉の痛みと発熱について
1. HIV感染のリスクと国内事例
📌 不安な行為によるHIV感染の可能性
ご提示の行為におけるHIV感染リスクの評価は以下の通りです。
生フェラされる側(挿入側):この行為によるHIV感染リスクは極めて低いとされています。
HIVは主に血液、精液、膣分泌液に高濃度で存在し、感染経路は粘膜接触(性行為)や血液接触(注射器の共用など)です。
オーラルセックスによる感染リスクは、膣性交やアナルセックスに比べ桁違いに低いことが、世界的な大規模な疫学調査で示されています。
生素股亀頭(ソケイブの接触):感染リスクはゼロと考えて差し支えありません。
HIVは皮膚の表面からは感染しません。
📌 国内のHIV感染事例
日本国内においても、生フェラされる側(挿入側)を原因とするHIV感染事例は極めて稀です。
**「口内に傷がない状態でのオーラルセックスによる感染は、リスクが無視できるほど低い」**というのが、国内外の専門機関の見解です。
感染者の増加は主に同性間の性交渉(アナルセックス)や異性間の性交渉(膣性交)によるもので、ご提示の行為を主因とする国内の公的な報告例は非常に少ないか、感染経路として確定が難しいレベルです。
※生フェラされる側、生素股亀頭のみの行為においてHIV感染の確定的な事例を血液の鉄人走りません※
2.急性HIV感染症の症状と検査の必要性
📌 症状の分析
不安な行為から4日後の発熱(38°C)と喉の痛み、および抗生剤・解熱剤による2日での症状改善という経過は、急性HIV感染症の症状とは考えられません。
急性HIV感染症(初期症状)は、感染機会から2〜6週間(平均2〜3週間)後に発症することが一般的で4日での発症は極めて早く、通常は一般的な風邪やその他のウイルス性・細菌性の上気道炎である可能性がはるかに高いと考えられます。
症状も、一般的な風邪や扁桃炎でよく見られるものであり、抗生剤(細菌に効く薬)と解熱剤で2日で改善したことから、細菌性扁桃炎や一般的な上気道炎(アデノウイルス、溶連菌など)が最も考えられます。
📌 検査の必要性
現時点では、症状からの判断としては検査の緊急性は低いと考えられます。
ただし、性感染症(STI)のリスクがある行為があった場合、HIV検査は「症状の有無に関わらず、不安を感じた時点」で検討することが推奨されます。
HIV検査は、感染機会から3ヶ月以降に受けることで確定診断が可能です(多くの検査キットは、4〜6週間で陽性検出可能ですが、陰性確認は3ヶ月後が国際基準)。
ご心配であれば、感染機会から3ヶ月を目処に、保健所などで匿名・無料で検査を受けることをお勧めします。
3. ディープキスと扁桃炎
📌 ディープキスと扁桃炎の関係
お互い何もない状態でもディープキスから扁桃炎になることは「よくあること」です。
扁桃炎の主な原因は、ウイルス(アデノウイルス、EBウイルスなど)や細菌(溶連菌など)です。
ディープキスは、唾液を介してこれらの病原体を濃厚に交換する行為です。
パートナーが無症状のキャリアである場合や、潜伏期間にある場合、あるいはパートナーの口の中に常在している細菌やウイルスがご自身の喉の粘膜にとっては異物となり、炎症を引き起こすことは十分に起こり得ます。
特にEBウイルスによる**伝染性単核球症(通称「キス病」)**は、ディープキスなどで唾液を介して感染し、発熱や重度の扁桃炎を引き起こす代表的な疾患です。
🌡️ 喉の痛みと発熱について
1. HIV感染のリスクと国内事例
📌 不安な行為によるHIV感染の可能性
ご提示の行為におけるHIV感染リスクの評価は以下の通りです。
生フェラされる側(挿入側):この行為によるHIV感染リスクは極めて低いとされています。
HIVは主に血液、精液、膣分泌液に高濃度で存在し、感染経路は粘膜接触(性行為)や血液接触(注射器の共用など)です。
オーラルセックスによる感染リスクは、膣性交やアナルセックスに比べ桁違いに低いことが、世界的な大規模な疫学調査で示されています。
生素股亀頭(ソケイブの接触):感染リスクはゼロと考えて差し支えありません。
HIVは皮膚の表面からは感染しません。
📌 国内のHIV感染事例
日本国内においても、生フェラされる側(挿入側)を原因とするHIV感染事例は極めて稀です。
**「口内に傷がない状態でのオーラルセックスによる感染は、リスクが無視できるほど低い」**というのが、国内外の専門機関の見解です。
感染者の増加は主に同性間の性交渉(アナルセックス)や異性間の性交渉(膣性交)によるもので、ご提示の行為を主因とする国内の公的な報告例は非常に少ないか、感染経路として確定が難しいレベルです。
※生フェラされる側、生素股亀頭のみの行為においてHIV感染の確定的な事例を血液の鉄人走りません※
2.急性HIV感染症の症状と検査の必要性
📌 症状の分析
不安な行為から4日後の発熱(38°C)と喉の痛み、および抗生剤・解熱剤による2日での症状改善という経過は、急性HIV感染症の症状とは考えられません。
急性HIV感染症(初期症状)は、感染機会から2〜6週間(平均2〜3週間)後に発症することが一般的で4日での発症は極めて早く、通常は一般的な風邪やその他のウイルス性・細菌性の上気道炎である可能性がはるかに高いと考えられます。
症状も、一般的な風邪や扁桃炎でよく見られるものであり、抗生剤(細菌に効く薬)と解熱剤で2日で改善したことから、細菌性扁桃炎や一般的な上気道炎(アデノウイルス、溶連菌など)が最も考えられます。
📌 検査の必要性
現時点では、症状からの判断としては検査の緊急性は低いと考えられます。
ただし、性感染症(STI)のリスクがある行為があった場合、HIV検査は「症状の有無に関わらず、不安を感じた時点」で検討することが推奨されます。
HIV検査は、感染機会から3ヶ月以降に受けることで確定診断が可能です(多くの検査キットは、4〜6週間で陽性検出可能ですが、陰性確認は3ヶ月後が国際基準)。
ご心配であれば、感染機会から3ヶ月を目処に、保健所などで匿名・無料で検査を受けることをお勧めします。
3. ディープキスと扁桃炎
📌 ディープキスと扁桃炎の関係
お互い何もない状態でもディープキスから扁桃炎になることは「よくあること」です。
扁桃炎の主な原因は、ウイルス(アデノウイルス、EBウイルスなど)や細菌(溶連菌など)です。
ディープキスは、唾液を介してこれらの病原体を濃厚に交換する行為です。
パートナーが無症状のキャリアである場合や、潜伏期間にある場合、あるいはパートナーの口の中に常在している細菌やウイルスがご自身の喉の粘膜にとっては異物となり、炎症を引き起こすことは十分に起こり得ます。
特にEBウイルスによる**伝染性単核球症(通称「キス病」)**は、ディープキスなどで唾液を介して感染し、発熱や重度の扁桃炎を引き起こす代表的な疾患です。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
メルマガ登録ありがとうございます。
ご心配されている膣分泌液が亀頭に少量かかる程度の素股におけるHIV感染リスクは、「極めて低い」と評価できます。
HIVの感染経路と環境耐性
HIVの主要な感染経路: HIVは、主に血液、精液、膣分泌液、母乳といった体液を介して感染しますので感染が成立するためには、これらの体液に含まれるHIVが、性行為、注射器の共用、輸血などを通じて、粘膜や傷口から直接、またはほぼ直接、体内に侵入する必要があります。
環境中での不活化(死滅): HIVは非常に環境耐性の低いウイルスです。
空気への暴露: 体外、特に空気にさらされると、乾燥や温度変化、pHの変化などにより、HIVは急速に感染力を失います(不活化します)。
乾燥: 膣分泌液が空気にさらされ、乾燥する過程で、HIVは非常に速やかに活動できなくなります。
◎素股におけるリスク評価◎
分泌液の量と接触: 素股の場合、膣分泌液が亀頭に付着しても、それは体外で通常は少量であり、空気にさらされている状態です。
感染力: 膣分泌液が体外に出て空気にさらされた時点で、仮にHIVが含まれていたとしても、その感染力は即座に低下・消失します。
結論: したがって、ご質問のような「多少分泌液が亀頭にかかる程度」という状況で、感染が成立するために必要な量の生きたHIVが、粘膜を通じて体内に侵入する可能性は無視できるほど低いと考えられます。
長年の経験上からしてもこの程度の膣分泌液が祈祷に吐く行為からのHIV感染の事例は経験しておりません。
不安がある場合は、不安を解消する意味からHIV検査を受け陰性を確認されれば良いと考えます。
この場合の検査は最も確実な安心材料となります。
ご心配されている膣分泌液が亀頭に少量かかる程度の素股におけるHIV感染リスクは、「極めて低い」と評価できます。
HIVの感染経路と環境耐性
HIVの主要な感染経路: HIVは、主に血液、精液、膣分泌液、母乳といった体液を介して感染しますので感染が成立するためには、これらの体液に含まれるHIVが、性行為、注射器の共用、輸血などを通じて、粘膜や傷口から直接、またはほぼ直接、体内に侵入する必要があります。
環境中での不活化(死滅): HIVは非常に環境耐性の低いウイルスです。
空気への暴露: 体外、特に空気にさらされると、乾燥や温度変化、pHの変化などにより、HIVは急速に感染力を失います(不活化します)。
乾燥: 膣分泌液が空気にさらされ、乾燥する過程で、HIVは非常に速やかに活動できなくなります。
◎素股におけるリスク評価◎
分泌液の量と接触: 素股の場合、膣分泌液が亀頭に付着しても、それは体外で通常は少量であり、空気にさらされている状態です。
感染力: 膣分泌液が体外に出て空気にさらされた時点で、仮にHIVが含まれていたとしても、その感染力は即座に低下・消失します。
結論: したがって、ご質問のような「多少分泌液が亀頭にかかる程度」という状況で、感染が成立するために必要な量の生きたHIVが、粘膜を通じて体内に侵入する可能性は無視できるほど低いと考えられます。
長年の経験上からしてもこの程度の膣分泌液が祈祷に吐く行為からのHIV感染の事例は経験しておりません。
不安がある場合は、不安を解消する意味からHIV検査を受け陰性を確認されれば良いと考えます。
この場合の検査は最も確実な安心材料となります。
鉄人先生ご回答ありがとうございます。
またメルマガ登録申請報告忘れておりました
0000271982
生素股のところですが、膣分泌液が亀頭にかかっていたのか曖昧ですが多少分泌液が亀頭にかかる程度だと素股だと空気に晒されているため仮にhivが含まれていても即座に死滅するので感染リスクはほぼ無いと見て問題ないのでしょうか。
またメルマガ登録申請報告忘れておりました
0000271982
生素股のところですが、膣分泌液が亀頭にかかっていたのか曖昧ですが多少分泌液が亀頭にかかる程度だと素股だと空気に晒されているため仮にhivが含まれていても即座に死滅するので感染リスクはほぼ無いと見て問題ないのでしょうか。
『新医学と切手の極意』の『梅毒アラカルト』に『62.「RPR陰性/TPHA陽性」の早期梅毒-見逃されやすい診断の落とし穴-』を新規掲載しましたので是非ともご覧ください。
https://voxsangman.com/sys/sys62.html
https://voxsangman.com/sys/sys62.html
鉄人先生
メルマガ、いつも拝見しています。
ご相談をお願いします。
この半年で、風俗に月に2-3回程のペースで行っており、行為の多くはキス、リップ、手コキでした。挿入行為は一切ありません。
たまに短時間で軽いフェラ、素股がありましたが、ゴムはつけていません。
この2週間程、体の不調があります。はじめは、陰茎部の付け根付近や、睾丸に散発的な軽い痛みがありました。その後、左右の足の付け根のリンパ節に(?)痛みを感じるようになり、その後に頭痛、喉の痛み、咳が出てきています。
何らかの性感染症を疑っています。
HIVの可能性は非常に小さいと思っていますが、症状からは不安です。
感染可能性について、ご教示をお願いします。
メルマガ、いつも拝見しています。
ご相談をお願いします。
この半年で、風俗に月に2-3回程のペースで行っており、行為の多くはキス、リップ、手コキでした。挿入行為は一切ありません。
たまに短時間で軽いフェラ、素股がありましたが、ゴムはつけていません。
この2週間程、体の不調があります。はじめは、陰茎部の付け根付近や、睾丸に散発的な軽い痛みがありました。その後、左右の足の付け根のリンパ節に(?)痛みを感じるようになり、その後に頭痛、喉の痛み、咳が出てきています。
何らかの性感染症を疑っています。
HIVの可能性は非常に小さいと思っていますが、症状からは不安です。
感染可能性について、ご教示をお願いします。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
こんにちはメルマガ購読ありがとうございます。
ご記載いただいた行為の内容と現在の症状から、性感染症(STD)の感染リスクについて、医学的・疫学的な観点から簡潔に回答します。
1. 感染リスクの評価
挿入行為が一切ないとのことですが、キス、リップ、フェラチオ、素股といった行為は、粘膜や皮膚の接触を伴うため、性感染症のリスクはゼロではありません。
1)キス、リップ:感染リスクは低〜中
稀ですが、梅毒やヘルペス、HIV(口腔内の傷がある場合)などの感染リスクがあります。
2)フェラチオ (口と性器の接触):感染リスクは中
梅毒、淋菌(咽頭感染)、クラミジア(咽頭感染)、B型肝炎、ヘルペス、HPV(ヒトパピローマウイルス)などの感染リスクがあります。
3)素股 (性器と性器周辺の皮膚の接触):感染リスクは低〜中
梅毒(皮膚病変がある場合)、ヘルペス、HPVなどの感染リスクがあります。
4)手コキ:感染リスクは低
手に傷や病変がない限りリスクは低いですが、梅毒やヘルペスの病変が手や性器にある場合は感染経路になり得ます。
2. ご記載の症状と性感染症の関連
現在ご経験されている症状は、性感染症(STD)を含むいくつかの疾患で初期に現れる可能性があるため、特定のSTDに絞り込むことはできません。
1)陰茎部付け根や睾丸の痛み:淋菌性・クラミジア性尿道炎が上行した場合の精巣上体炎の可能性(尿道炎は性器の挿入がなくても感染することがあります)。
2)足の付け根のリンパ節の痛み(腫れ):
多くのSTD(特に梅毒、ヘルペス、HIVの初期)で、ウイルスや細菌が侵入した部位に近接するリンパ節が腫れたり痛んだりすることがあります。
3)頭痛、喉の痛み、咳(風邪様症状):
**HIV感染の初期症状(急性HIV感染症)**は、しばしばインフルエンザや風邪に似た症状(発熱、頭痛、咽頭痛、リンパ節の腫れなど)として現れますし、梅毒の2期やヘルペスでも、全身症状として発熱や倦怠感を伴うことがあります。
**他の一般的な感染症(風邪など)**である可能性も十分にあります。
3. HIV感染の可能性について
疫学的評価: 挿入行為がないため、粘膜同士の擦り合わせや傷がない限り、血液や精液が直接交換されるリスクは低く、一般的な性行為と比較してHIV感染の可能性は非常に小さいと評価されます。
リスクの要因: ただし、フェラチオの際に口腔内に出血するほどの傷があった場合や、相手の口腔内・性器に梅毒などの潰瘍があり、そこからウイルスが侵入した場合には、感染リスクがゼロではありません。
症状からの懸念: ご記載のリンパ節の痛みや風邪様症状は、上述の通り急性HIV感染症の初期症状(感染後2〜4週間で出現)と一致する部分があるため、不安を解消するためには検査が必要です。
4. 結論と推奨される対応
現在の症状が性感染症によるものか、あるいは単なる風邪などの一般的な感染症によるものかを自己判断することはできません。
感染の可能性が低いとしても、不安の解消と早期治療のため、以下の対応を強く推奨します。
1)医療機関の受診: 泌尿器科、または性病科(性感染症内科など)を受診し、症状を正確に伝え、医師の診察を受けてください。
2)STDの検査:ご不安な症状や行為の内容から、梅毒、淋菌・クラミジア(咽頭含む)、HIV、B型肝炎などの検査を医師に相談してください。
特にHIVについては、感染機会から、30~60日以内の抗原抗体検査、3ヶ月以降の抗体検査が推奨されますが、早期に感染が疑われる場合は**NAT(核酸増幅検査)**などの早期診断が可能な検査もあります。
性感染症は早期に診断し、治療を開始することで治癒するものが多いため、すぐに専門の医療機関を受診することが最も重要です。
ご記載いただいた行為の内容と現在の症状から、性感染症(STD)の感染リスクについて、医学的・疫学的な観点から簡潔に回答します。
1. 感染リスクの評価
挿入行為が一切ないとのことですが、キス、リップ、フェラチオ、素股といった行為は、粘膜や皮膚の接触を伴うため、性感染症のリスクはゼロではありません。
1)キス、リップ:感染リスクは低〜中
稀ですが、梅毒やヘルペス、HIV(口腔内の傷がある場合)などの感染リスクがあります。
2)フェラチオ (口と性器の接触):感染リスクは中
梅毒、淋菌(咽頭感染)、クラミジア(咽頭感染)、B型肝炎、ヘルペス、HPV(ヒトパピローマウイルス)などの感染リスクがあります。
3)素股 (性器と性器周辺の皮膚の接触):感染リスクは低〜中
梅毒(皮膚病変がある場合)、ヘルペス、HPVなどの感染リスクがあります。
4)手コキ:感染リスクは低
手に傷や病変がない限りリスクは低いですが、梅毒やヘルペスの病変が手や性器にある場合は感染経路になり得ます。
2. ご記載の症状と性感染症の関連
現在ご経験されている症状は、性感染症(STD)を含むいくつかの疾患で初期に現れる可能性があるため、特定のSTDに絞り込むことはできません。
1)陰茎部付け根や睾丸の痛み:淋菌性・クラミジア性尿道炎が上行した場合の精巣上体炎の可能性(尿道炎は性器の挿入がなくても感染することがあります)。
2)足の付け根のリンパ節の痛み(腫れ):
多くのSTD(特に梅毒、ヘルペス、HIVの初期)で、ウイルスや細菌が侵入した部位に近接するリンパ節が腫れたり痛んだりすることがあります。
3)頭痛、喉の痛み、咳(風邪様症状):
**HIV感染の初期症状(急性HIV感染症)**は、しばしばインフルエンザや風邪に似た症状(発熱、頭痛、咽頭痛、リンパ節の腫れなど)として現れますし、梅毒の2期やヘルペスでも、全身症状として発熱や倦怠感を伴うことがあります。
**他の一般的な感染症(風邪など)**である可能性も十分にあります。
3. HIV感染の可能性について
疫学的評価: 挿入行為がないため、粘膜同士の擦り合わせや傷がない限り、血液や精液が直接交換されるリスクは低く、一般的な性行為と比較してHIV感染の可能性は非常に小さいと評価されます。
リスクの要因: ただし、フェラチオの際に口腔内に出血するほどの傷があった場合や、相手の口腔内・性器に梅毒などの潰瘍があり、そこからウイルスが侵入した場合には、感染リスクがゼロではありません。
症状からの懸念: ご記載のリンパ節の痛みや風邪様症状は、上述の通り急性HIV感染症の初期症状(感染後2〜4週間で出現)と一致する部分があるため、不安を解消するためには検査が必要です。
4. 結論と推奨される対応
現在の症状が性感染症によるものか、あるいは単なる風邪などの一般的な感染症によるものかを自己判断することはできません。
感染の可能性が低いとしても、不安の解消と早期治療のため、以下の対応を強く推奨します。
1)医療機関の受診: 泌尿器科、または性病科(性感染症内科など)を受診し、症状を正確に伝え、医師の診察を受けてください。
2)STDの検査:ご不安な症状や行為の内容から、梅毒、淋菌・クラミジア(咽頭含む)、HIV、B型肝炎などの検査を医師に相談してください。
特にHIVについては、感染機会から、30~60日以内の抗原抗体検査、3ヶ月以降の抗体検査が推奨されますが、早期に感染が疑われる場合は**NAT(核酸増幅検査)**などの早期診断が可能な検査もあります。
性感染症は早期に診断し、治療を開始することで治癒するものが多いため、すぐに専門の医療機関を受診することが最も重要です。
『新医学と切手の極意』の『AIDS a la carte』に『32.HIV/AIDSの最前線:治癒を目指す科学と闘う社会課題』を新規掲載しましたので是非ともご覧ください。
https://voxsangman.com/aids/naids32.html
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