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鉄人先生こんばんは
メルマガ: 0000271982です
本日不安な行為から4週が経過したので即日抗原抗体検査を受けてきて陰性でした
先生のブログにて30〜50日での抗原抗体検査陰性だとHIV1の感染は否定されると学びましたが、今回の検査方法は指先穿刺採血で検査しました。
とあるサイトを拝見したところ、指先穿刺採血での検査ではウインドウ期間が静脈採血に比べて数日伸びると記載があったので心配になり質問しました。
例え指先穿刺採血であっても今回の検査結果は信頼しても良いのでしょうか?
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本日不安な行為から4週が経過したので即日抗原抗体検査を受けてきて陰性でした
先生のブログにて30〜50日での抗原抗体検査陰性だとHIV1の感染は否定されると学びましたが、今回の検査方法は指先穿刺採血で検査しました。
とあるサイトを拝見したところ、指先穿刺採血での検査ではウインドウ期間が静脈採血に比べて数日伸びると記載があったので心配になり質問しました。
例え指先穿刺採血であっても今回の検査結果は信頼しても良いのでしょうか?
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます、メルマガ登録ありがとうございます。
不安な行為から4週(28日)時点での検査、結果が陰性であったとのこと、まずは一安心ですね。
ご質問の「指先穿刺採血(即日検査)と静脈採血(精密検査)の精度の差」について、最新の疫学的知見に基づき解説させていただきます。
結論:4週での陰性は非常に信頼性が高いですが、「確定」にはあと一歩です。
結論から申し上げますと、4週(28日)時点での第4世代抗原抗体検査(指先採血)の陰性結果は、極めて高い信頼性(概ね95%以上)がありますが、指先からの血液を用いる「即日検査(迅速検査)」は、医療機関で行う「静脈採血」に比べ、検出できるウインドウ期間(空白期間)が数日から1週間程度長くなるという性質があるのは事実です。
なぜ指先採血だとウインドウ期間が伸びるのか?
即日検査で使用される指先穿刺の血液は「全血(ぜんけつ)」と呼ばれ、赤血球などが混ざった状態で検査を行いますが、一方病院の精密検査では、遠心分離機で赤血球を取り除いた「血清・血漿」という濃縮された成分を使用することに由来しています。
濃度の違い: 抗体や抗原の濃度は、全血よりも血清・血漿の方が高く、より早期の微量な反応を捉えやすいです。
p24抗原の感度: 第4世代検査の鍵となる「p24抗原」は感染初期(2〜4週頃)にピークを迎えますが、即日検査キットの種類によっては、この抗原を捉える能力が精密検査よりもわずかに控えめに設計されていることがあります。
疫学的データから見る信頼度
多くのガイドラインや研究データ(CDCや英aidsmapなど)をまとめると、以下のようになります。
検査方法 50%が陽性になる時期 99%が陽性になる時期(確定)
静脈採血(精密検査) 約18日後 45日後(約6.5週)
指先採血(即日検査) 約26〜31日後 90日後(12週)
ポイント: あなたが受けられた「28日(4週)」というタイミングは、多くの人が陽性に転じる時期に差し掛かっていますので、この時点で陰性であれば、体内でウイルスが活発に増殖している可能性はかなり低いと言えます。
今後のアクションプラン
今回の結果をどう捉え、次にどう動くべきかのアドバイスです。
現時点での安心感: 4週での陰性は「まず感染していないだろう」という非常に強い根拠になります。今の段階で過度にパニックになる必要はありません。
完全な「否定(確定)」のために: 指先採血の場合、日本のガイドラインでも「念のため3ヶ月(90日)後」の検査を推奨しています。これは、抗体の上昇が極めて遅い「例外的なケース」を100%排除するためです。
より早く安心したい場合: もし3ヶ月待つのが精神的に辛いようであれば、不安な行為から6週間(42日)以上経過したタイミングで、病院にて**「静脈採血」による第4世代検査**を受けてください。このタイミングでの静脈採血陰性であれば、専門医の多くが「ほぼ確定」と判断します。
今の陰性結果は、あなたが心配しているリスクが現実のものである可能性が極めて低いことを示しています。
あまり自分を追い込まず、深呼吸して過ごしてくださいね。
不安な行為から4週(28日)時点での検査、結果が陰性であったとのこと、まずは一安心ですね。
ご質問の「指先穿刺採血(即日検査)と静脈採血(精密検査)の精度の差」について、最新の疫学的知見に基づき解説させていただきます。
結論:4週での陰性は非常に信頼性が高いですが、「確定」にはあと一歩です。
結論から申し上げますと、4週(28日)時点での第4世代抗原抗体検査(指先採血)の陰性結果は、極めて高い信頼性(概ね95%以上)がありますが、指先からの血液を用いる「即日検査(迅速検査)」は、医療機関で行う「静脈採血」に比べ、検出できるウインドウ期間(空白期間)が数日から1週間程度長くなるという性質があるのは事実です。
なぜ指先採血だとウインドウ期間が伸びるのか?
即日検査で使用される指先穿刺の血液は「全血(ぜんけつ)」と呼ばれ、赤血球などが混ざった状態で検査を行いますが、一方病院の精密検査では、遠心分離機で赤血球を取り除いた「血清・血漿」という濃縮された成分を使用することに由来しています。
濃度の違い: 抗体や抗原の濃度は、全血よりも血清・血漿の方が高く、より早期の微量な反応を捉えやすいです。
p24抗原の感度: 第4世代検査の鍵となる「p24抗原」は感染初期(2〜4週頃)にピークを迎えますが、即日検査キットの種類によっては、この抗原を捉える能力が精密検査よりもわずかに控えめに設計されていることがあります。
疫学的データから見る信頼度
多くのガイドラインや研究データ(CDCや英aidsmapなど)をまとめると、以下のようになります。
検査方法 50%が陽性になる時期 99%が陽性になる時期(確定)
静脈採血(精密検査) 約18日後 45日後(約6.5週)
指先採血(即日検査) 約26〜31日後 90日後(12週)
ポイント: あなたが受けられた「28日(4週)」というタイミングは、多くの人が陽性に転じる時期に差し掛かっていますので、この時点で陰性であれば、体内でウイルスが活発に増殖している可能性はかなり低いと言えます。
今後のアクションプラン
今回の結果をどう捉え、次にどう動くべきかのアドバイスです。
現時点での安心感: 4週での陰性は「まず感染していないだろう」という非常に強い根拠になります。今の段階で過度にパニックになる必要はありません。
完全な「否定(確定)」のために: 指先採血の場合、日本のガイドラインでも「念のため3ヶ月(90日)後」の検査を推奨しています。これは、抗体の上昇が極めて遅い「例外的なケース」を100%排除するためです。
より早く安心したい場合: もし3ヶ月待つのが精神的に辛いようであれば、不安な行為から6週間(42日)以上経過したタイミングで、病院にて**「静脈採血」による第4世代検査**を受けてください。このタイミングでの静脈採血陰性であれば、専門医の多くが「ほぼ確定」と判断します。
今の陰性結果は、あなたが心配しているリスクが現実のものである可能性が極めて低いことを示しています。
あまり自分を追い込まず、深呼吸して過ごしてくださいね。
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
医学的な視点から、即日検査(迅速検査)における採血部位の違いと、ウインドウ期(空白期間)への影響について解説します。
結論から申し上げますと、「全血を用いる即日検査キット」であれば、静脈から採った血でも指先から採った血でも、検査結果の精度やウインドウ期に医学的な差はありません。
以下にその理由と詳細をまとめました。
1. 採血部位による違いがない理由
即日検査(イムノクロマト法)は、血液中に含まれる「抗体」や「抗原」を検出します。
成分の均一性: 抗体や抗原は血流に乗って全身を循環しているため、指先の毛細血管を流れる血液(末梢血)と、腕の静脈から採る血液で、その濃度に有意な差は生じません。
検査キットの設計: 指先穿刺用の即日検査キットは、ごく微量の全血で正確に反応するように設計されています。そのため、どちらの部位から採血しても、理論上の検出感度は同一です。
2. ウインドウ期間に差が出るケース
ご質問にある「ウインドウ期間に差が出る」というのは、採血部位の違いではなく、主に**「検査手法(世代)」と「検体(血液の成分)」の違い**に起因します。
ポイント: ウインドウ期間を左右するのは「どこから血を採るか」ではなく、**「その検査法が、感染後いつから出現する物質(抗原、抗体、あるいはウイルスそのもの)をターゲットにしているか」**です。
3. 注意点:指先穿刺における誤差の要因
部位による医学的な差はないものの、指先穿刺(自己採血など)の場合は、手技によって以下のような物理的要因でエラーが起こる可能性は否定できません。
組織液の混入: 指を強く絞り出しすぎると、血液に組織液が混ざり、検体が希釈されて正しく反応しないことがあります。
血液量不足: 規定の量に達していない場合、判定ラインが正しく出ないことがあります。
まとめ
即日検査において、静脈血と指先穿刺血でウインドウ期間が変わることはありません。
ウインドウ期間に差が出るのは、検査の「世代(第4世代か)」や「検査の種類(抗体検査かNAT検査か)」によるものです。
結論から申し上げますと、「全血を用いる即日検査キット」であれば、静脈から採った血でも指先から採った血でも、検査結果の精度やウインドウ期に医学的な差はありません。
以下にその理由と詳細をまとめました。
1. 採血部位による違いがない理由
即日検査(イムノクロマト法)は、血液中に含まれる「抗体」や「抗原」を検出します。
成分の均一性: 抗体や抗原は血流に乗って全身を循環しているため、指先の毛細血管を流れる血液(末梢血)と、腕の静脈から採る血液で、その濃度に有意な差は生じません。
検査キットの設計: 指先穿刺用の即日検査キットは、ごく微量の全血で正確に反応するように設計されています。そのため、どちらの部位から採血しても、理論上の検出感度は同一です。
2. ウインドウ期間に差が出るケース
ご質問にある「ウインドウ期間に差が出る」というのは、採血部位の違いではなく、主に**「検査手法(世代)」と「検体(血液の成分)」の違い**に起因します。
ポイント: ウインドウ期間を左右するのは「どこから血を採るか」ではなく、**「その検査法が、感染後いつから出現する物質(抗原、抗体、あるいはウイルスそのもの)をターゲットにしているか」**です。
3. 注意点:指先穿刺における誤差の要因
部位による医学的な差はないものの、指先穿刺(自己採血など)の場合は、手技によって以下のような物理的要因でエラーが起こる可能性は否定できません。
組織液の混入: 指を強く絞り出しすぎると、血液に組織液が混ざり、検体が希釈されて正しく反応しないことがあります。
血液量不足: 規定の量に達していない場合、判定ラインが正しく出ないことがあります。
まとめ
即日検査において、静脈血と指先穿刺血でウインドウ期間が変わることはありません。
ウインドウ期間に差が出るのは、検査の「世代(第4世代か)」や「検査の種類(抗体検査かNAT検査か)」によるものです。
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