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先生いつも拝見させていただいております。質問が2点あるのですが
不安な行為(生フェラされる側、生素股亀頭)でHIV感染例は国内であるのでしょうか?
また不安な行為から4日で発熱(38度)と喉の痛みがあったのですが、抗生剤と解熱剤で2日ほどで症状は改善しました。
これらの場合、検査は必要なのか見解を教えていただけたらと思います。
またお互い何もない状態でもディープキスからの扁桃炎はよくある事なのかも教えいただきたいです、よろしくお願いいたします。
2025/12/01(月) 22:34 No.4340 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
おはようございます。

🌡️ 喉の痛みと発熱について

1. HIV感染のリスクと国内事例

📌 不安な行為によるHIV感染の可能性
ご提示の行為におけるHIV感染リスクの評価は以下の通りです。

生フェラされる側(挿入側):この行為によるHIV感染リスクは極めて低いとされています。

HIVは主に血液、精液、膣分泌液に高濃度で存在し、感染経路は粘膜接触(性行為)や血液接触(注射器の共用など)です。

オーラルセックスによる感染リスクは、膣性交やアナルセックスに比べ桁違いに低いことが、世界的な大規模な疫学調査で示されています。

生素股亀頭(ソケイブの接触):感染リスクはゼロと考えて差し支えありません。

HIVは皮膚の表面からは感染しません。

📌 国内のHIV感染事例

日本国内においても、生フェラされる側(挿入側)を原因とするHIV感染事例は極めて稀です。

**「口内に傷がない状態でのオーラルセックスによる感染は、リスクが無視できるほど低い」**というのが、国内外の専門機関の見解です。

感染者の増加は主に同性間の性交渉(アナルセックス)や異性間の性交渉(膣性交)によるもので、ご提示の行為を主因とする国内の公的な報告例は非常に少ないか、感染経路として確定が難しいレベルです。

※生フェラされる側、生素股亀頭のみの行為においてHIV感染の確定的な事例を血液の鉄人走りません※

2.急性HIV感染症の症状と検査の必要性

📌 症状の分析
不安な行為から4日後の発熱(38°C)と喉の痛み、および抗生剤・解熱剤による2日での症状改善という経過は、急性HIV感染症の症状とは考えられません。

急性HIV感染症(初期症状)は、感染機会から2〜6週間(平均2〜3週間)後に発症することが一般的で4日での発症は極めて早く、通常は一般的な風邪やその他のウイルス性・細菌性の上気道炎である可能性がはるかに高いと考えられます。

症状も、一般的な風邪や扁桃炎でよく見られるものであり、抗生剤(細菌に効く薬)と解熱剤で2日で改善したことから、細菌性扁桃炎や一般的な上気道炎(アデノウイルス、溶連菌など)が最も考えられます。

📌 検査の必要性

現時点では、症状からの判断としては検査の緊急性は低いと考えられます。

ただし、性感染症(STI)のリスクがある行為があった場合、HIV検査は「症状の有無に関わらず、不安を感じた時点」で検討することが推奨されます。

HIV検査は、感染機会から3ヶ月以降に受けることで確定診断が可能です(多くの検査キットは、4〜6週間で陽性検出可能ですが、陰性確認は3ヶ月後が国際基準)。

ご心配であれば、感染機会から3ヶ月を目処に、保健所などで匿名・無料で検査を受けることをお勧めします。

3. ディープキスと扁桃炎

📌 ディープキスと扁桃炎の関係
お互い何もない状態でもディープキスから扁桃炎になることは「よくあること」です。

扁桃炎の主な原因は、ウイルス(アデノウイルス、EBウイルスなど)や細菌(溶連菌など)です。

ディープキスは、唾液を介してこれらの病原体を濃厚に交換する行為です。

パートナーが無症状のキャリアである場合や、潜伏期間にある場合、あるいはパートナーの口の中に常在している細菌やウイルスがご自身の喉の粘膜にとっては異物となり、炎症を引き起こすことは十分に起こり得ます。

特にEBウイルスによる**伝染性単核球症(通称「キス病」)**は、ディープキスなどで唾液を介して感染し、発熱や重度の扁桃炎を引き起こす代表的な疾患です。

2025/12/02(火) 07:16 No.1 EDIT DEL
血液の鉄人(元エイズ学会会員・現日本輸血・細胞治療学会特別会員)
メルマガ登録ありがとうございます。

ご心配されている膣分泌液が亀頭に少量かかる程度の素股におけるHIV感染リスクは、「極めて低い」と評価できます。

HIVの感染経路と環境耐性

HIVの主要な感染経路: HIVは、主に血液、精液、膣分泌液、母乳といった体液を介して感染しますので感染が成立するためには、これらの体液に含まれるHIVが、性行為、注射器の共用、輸血などを通じて、粘膜や傷口から直接、またはほぼ直接、体内に侵入する必要があります。

環境中での不活化(死滅): HIVは非常に環境耐性の低いウイルスです。

空気への暴露: 体外、特に空気にさらされると、乾燥や温度変化、pHの変化などにより、HIVは急速に感染力を失います(不活化します)。

乾燥: 膣分泌液が空気にさらされ、乾燥する過程で、HIVは非常に速やかに活動できなくなります。

◎素股におけるリスク評価◎

分泌液の量と接触: 素股の場合、膣分泌液が亀頭に付着しても、それは体外で通常は少量であり、空気にさらされている状態です。

感染力: 膣分泌液が体外に出て空気にさらされた時点で、仮にHIVが含まれていたとしても、その感染力は即座に低下・消失します。

結論: したがって、ご質問のような「多少分泌液が亀頭にかかる程度」という状況で、感染が成立するために必要な量の生きたHIVが、粘膜を通じて体内に侵入する可能性は無視できるほど低いと考えられます。

長年の経験上からしてもこの程度の膣分泌液が祈祷に吐く行為からのHIV感染の事例は経験しておりません。

不安がある場合は、不安を解消する意味からHIV検査を受け陰性を確認されれば良いと考えます。
この場合の検査は最も確実な安心材料となります。
2025/12/02(火) 14:49 No.2 EDIT DEL

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